読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
妖精にとりつかれ、半妖精になってしまった人間の男子——<アーダ>。そんなアーダに血や涙を与えて契約し、主従関係を結ぶ「妖精使い」。犬耳としっぽのファボ、六枚羽を持つセルカを使役する妖精使いのクレアは、濡れ衣を着せられて今はお尋ね者。そんな時、家族を失わせた憎き仇である王家の跡継ぎエンテ王と、彼に従うアーダ・ロロにさらわれてしまい——!? クレアの口づけを奪うのは誰? 王宮ファンタジーラブロマンス☆(裏表紙より)
世間知らずだけれど純粋で心優しいお嬢様クレアが、アーダであるセルカとファボに守られながら、取り潰しになった家と家族の名誉を取り戻したいと願いながら、女王国初めての男王となったエンテ王と彼に付き従うアーダ・ロロとともに女王国の革命に立ち会う物語。
全体的にゆるふわなのは、主人公であるクレアがまったく状況を把握できていないからかなあ。相手の反応について何か思ったり考えたりするだけで、女王国に起こっている混乱や妖精使いとアーダの秘密についてあんまり深刻に捉えることができないような書き方になってしまっている気がしました。守られるだけっていうのはやっぱりちょっとなあ。
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