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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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アベンジャーズ DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]
国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーは、謎めいた無尽蔵のエネルギーを秘めた四次元キューブの調査に訪れていたが、キューブは暴走、その向こう側からアスガルズの神族ロキが降臨する。キューブを奪ったロキは地球侵略を目論むジ・アザーと合流、かくして世界滅亡の危機が訪れた。フューリーはヒーローたちを集め、この危機に対抗するアベンジャーズを結成させるが……。

マーベル作品クロスオーバーの一作目。ヒーローって個性があるんだなあと感じられる最初のギスギス具合に、力を合わせたときに高揚感がすごく楽しい。やっぱりみんなヒーローなんだよな! 悲哀を誘う背景があるがゆえに最初はすごく思い込みが激しいところがあるけれど、やるときはやるという安心感。
全然ノーマークだったんですけど、ロキが非常にかわいそかわいいヴィランで笑ってしまいました。ハルクに振り回されてるの、めっちゃかわいそう……って思いながら笑っちゃった。
どこまでもすれ違う兄弟もいいですが、美女と大男も素敵だと思いました。
最後に、エンドクレジットの後のシーン、めっちゃ疲れてるやん……ってじわじわきました。
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シュレック フォーエバー [DVD]
フィオナと三人の子どもたちと幸せに暮らしていたシュレックだったが、あまりに平凡で退屈な日常に飽きてしまい、ついにはフィオナと喧嘩をしてしまう。だが偶然出会った魔法使いと契約したことで、シュレックが存在しない世界に飛ばされてしまう。フィオナとキスすれば世界はもとどおりになると知ったシュレックは、現在は革命軍を率いているフィオナに会いに行くが、もちろん彼女はシュレックのことは知らず……。

家庭に収まった男性がかつての自分や栄光を取り戻したい、っていう考え方はお国柄なのかなあと思いつつ。
幸せに慣れきってしまうとそれを大事にできなくなる。結果、本当の宝物を失ってしまうよ。という教訓話ですね。
どうしてこんなにこてこての関西弁が似合うんだろうなあというシュレックの造形や、物語に登場する人外のものたちのユーモアさがとても楽しい。長靴をはいた猫……お前……笑
永遠の0 DVD通常版
原作は未読。
戦争もののフィクションとして、現代人よりの感覚で感動ものに仕上げたという印象だったかなあ。感情移入、というのはまた違う気がするけれど、宮部の思想はそのまま現代の若い人たちが抱くものような気がするんですが、こう、戦争ものに抱く空気感にそぐわない万能感を感じて、都合がいいなという引っ掛かりを覚えてしまった。
それはともかくとして、映画としてはわかりやすくできていると思いました。戦争という難しい題材を用いていても、とっかかりになりそうなエピソードや登場人物の配置だなあと。でも個人の感情として、素直に感動していいものか全然わからなくて見終わった後もやもやしてしまった。
ローデンシュアの魔女~ハロウィンの夜に魔法のキスを~ (一迅社文庫アイリス)
15歳の魔女・リジィが相続し、ひとり引っ越してきたのは、ローデンシュア六番地にある、荒れ果てたお屋敷。そこには、魔力と結界に囚われて出られない幽霊たちと、危険で不思議な魔導具の数々、さらには悪魔まで棲んでいて……!? 記憶を失くした少年の幽霊・フレッド、そして理想の男の子・アランとの出会いが、小さな魔女の恋と幽霊たちの運命を動かしていく——。
神尾アルミが放つ、恋愛魔法ファンタジー!(裏表紙より)

児童文学のような世界観の、魔女と幽霊のどたばた同居もの、現代風。
ちょっと世間知らずだけれど前向きで元気な魔女リジィと、多数の幽霊たち。魔女たちが残したたくさんの魔道具。そして学園と、わくわくする要素がたくさん。一つ一つの要素にロマンが感じられて素敵だなあと思って読みました。
ルイが実は父親なんだろうなとか、イクリプス派とはなんぞやとか、ウルキエルの存在が突発的でもっと秘密がありますよねとか、色々あってもう少し長く読んでいたかったなあという気持ち。
第三王子は発光ブツにつき、直視注意! (一迅社文庫アイリス)
人のオーラが見える貧乏伯爵令嬢のリナ。彼女はある日、第三王子ジルベルトの婚約者を決める夜会に強制的に参加させられることに。場違いだし、王子をちらっと見たらさっさと帰ろうと決意した矢先……。なんですか、あれ! オーラが眩しすぎて目がつぶれる!? 絶対に関わりたくないっ——と思った翌日、どうして挨拶すらしていない私が王子の婚約者候補になってるんですか!?
オーラが見える貧乏伯爵令嬢と(オーラが)眩しすぎる王子の王宮ラブコメディが短編つきで書籍化!(裏表紙より)

貧乏伯爵家の出身で、ちょっとマイペースな気質を持ち、オーラが見えるがゆえに素直な令嬢のリナ。オーラが眩しすぎる王子様を直視できずにいたところ、その態度が気にかかったジルベルトの妃候補の一人に加えられてしまう。周囲は身分も立場も教養も素晴らしいご令嬢方ばかり。しかし純朴な性格のリナは彼女たちに気に入られることになり、さらにはジルベルトも接近して……。
目が潰れるー! 眩しいー! っていうラブコメかと思ったんですが、意外と政治要素も絡み、王位継承問題の決着をみることに。トリアンナ妃がとても頭のいいすごーくいい人で、リナと会えてよかったねという気持ちです。実の息子たちに警戒されているトリアンナに対してまったく物怖じしないリナが微笑ましい。
ヒロインのたらしぶりが楽しかったです。
短編工場 (集英社文庫)
読んだその日から、ずっと忘れられないあの一編。思わずくすりとしてしまう、心が元気になるこの一編。本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、とっておきの物語たち。2000年代、「小説すばる」に掲載された短編作品から、とびきりの12編を集英社文庫編集部が厳選しました。人気作家たちの短編がこの1冊で楽しめる、贅沢なアンソロジーです。今までにない、極上の読書体験をあなたに。

浅田次郎、伊坂幸太郎、石田衣良、荻原浩、奥田英朗、乙一、熊谷達也、桜木紫乃、桜庭一樹、道尾秀介、宮部みゆき、村山由佳の短編を収録。
どれも面白くて、おおーと思いました。特に光っているのは熊谷達也さんの「川崎船」。少し古い時代の地方での漁師物語を方言交じりに書いているのですが、短編には思えない密度でものすごくのめりこんで読んでしまった。
女子と貧困
原発事故による自主避難者、最低賃金1500円を掲げる女性、生活保護世帯でも大学に進学することを望む女性、キャバ嬢……貧困や社会的立場の弱さに苦しむ女性たちを取材する。

本当に日本って、暮らしにくいし子どもを育てにくい国なんだな、と思わせる実態の数々。よりよい暮らしを、それも最低限の生活を守れるのは自分だけだっていう状況をまざまざと見せつけられるようで悲しくて辛い。奨学金の問題とか、育休とか、ハラスメントとか、なんでこうなんだろうとやるせない。これは女性だけじゃなくて、男性もそうなんだよというのを感じられる社会になってほしい。
威風堂々惡女 (集英社オレンジ文庫)
瑞燕国で最下層とされる尹族の少女・玉瑛は、皇帝の「尹族国外追放」の勅命により、下女として働いていた貴族の屋敷を追われた。山中を彷徨う玉瑛は追いついた騎兵に斬られ、尹族差別の元凶となった皇帝の側室・柳雪媛への恨みを胸に意識を失ってしまう。意識を取り戻したとき目に入ったのは、見知らぬ女。高価な調度品。そして女が玉瑛に呼びかけた。「雪媛様」と。(Amazonより)

奴婢である玉瑛は、主人に虐げられ、搾取される少女。ある日殺されそうになったところを逃げ出したが、騎兵に斬り捨てられる。そうして死を覚悟したはずだったが、玉瑛の心は過去へ飛び、尹族差別の元凶となった柳昭儀に入り込んでいた。
素性の知れぬ、だがさぞ名のあったことだろう老師に教えを受けていた玉瑛=雪媛は、その知識を「予言」として用いて未来を変えようとする。そうして自らを切り捨てた男、いずれ将軍となる青嘉を手元に置くが、不信感を募らせる彼は雪媛の素顔を知るようになり、惹かれあって……。
転生ものめいた、時空跳躍のような設定を用いた中華風ファンタジー。時間ものは大好きなんですが、後半の流れがたいへんに熱く、青嘉が未来にたどり着いたところから展開がもう「うおおおおおお」という感じで、とてもよかった。もう終わりなの!? っていうここから始まる予感のあるラストも大変よかった。きっと雪媛はやり遂げたんだろうな……。だから不幸な転生も跳躍もこの世界線では起こらなかったんだと思います。そう信じたい。
人は獣の恋を知らない (ソーニャ文庫)
婚約式の場で大怪我をして政略の駒になれなくなったフェリシアは、王である兄の計らいにより、彼の腹心でフェリシアの初恋の人、オーウェンと結婚することになる。けれど彼の献身ぶりは夫というより従者のようで、夫婦の営みもないまま。不本意な結婚を強いてしまったと心を痛め、彼から離れようとするフェリシアだったが…。「今から貴女の夫として振る舞わせていただきます」オーウェンは箍が外れたかのようにフェリシアに欲望をぶつけてきて―!?(Amazonより)

虐待を受けて育ったゆえか生まれつきのものか、「人」の自分と「獣」の自分を持つオーウェン。優秀すぎる彼はいわゆるサイコパス的な人物で、高い能力を持ちながらも一種の狂気を備えた性格。王太子殿下のご学友として選抜された先で、運命の人、王女フェリシアと出会う。
愛されて育った無垢なお姫様が、獣のような思考を潜ませた男性と恋をするっていうのは、やっぱりすごくいい。オーウェンを丸ごと受け入れる彼女はまさしく「お姫様」だなあ。
お兄様が想像以上にいい人で有能……というのか思い切りがいいというのか、まあオーウェンの本質を見抜いてそばに置くくらいだから普通の人のはずがなく。
汚れたものと清らかなものの対比がすごくよくて、狂おしくもピュアなTL小説だと思いました。こういう仄暗い作品、最近の少女小説ではなかなか読めないように思うんですが、TLだと読めるのかー。面白かったです。
珍獣の医学
田園調布動物病院の院長である著者の、ペット医療の現場を綴った一冊。

実際の写真も載っているので、だめな人は注意。
アリクイ、トカゲ、ヘビ、カメなどなど、ちょっと難しいペットを扱ったり、犬猫ももちろん診たりしているんですが、あんまり書かれていないんだけれど動物の治療っていろんな発想と試行錯誤の結果なんだなあと思いました。人間の医療のように進化しているんだろうけれど改めてその歩みと苦難を思ったというか。
獣医学のいろいろや動物を診ることについて勉強になる本でした。
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Author:月子
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