読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

ぼくを満足させたら、きみの望みを叶えてあげよう——末娘マリーゼに父である魔王クリスから持ちかけられた挑戦。それは魔物に関係する品々を盗み出すこと。目的を果たすため聖都の教会に忍びこんだ彼女の前に立ちふさがったのは、凄腕の退魔師ソロンだった。出会いは最悪、敵同士の2人だったけれど、偶然の再会からお互いのことを意識するようになって——!? 退魔師の青年と、魔物の姫が奏でるラブファンタジー!(裏表紙より)
魔王と人間の女性に間に生まれたマリーゼ。父の挑戦を受けた彼女は怪盗として活動することに。それを追うのは退魔師の青年ソロン。意地っ張りで不器用な二人の攻防。
バトルもあり、カードゲームという頭脳戦もあり、見せ場の多い話だと思ったんですが、マリーゼとソロンの駆け引きがさっぱりしすぎているせいか何故かちょっと物足りない。少女向けの皮をかぶりつつ若干少年向けっぽい話だったからかなあ。しかし爽やかで前向きで楽しいお話でした。
PR

司馬氏の追放、思わぬ形で告げられた鳳の死——。また、小玉を支えていた梅花までいなくなったことで後宮の規律は乱れ、皇后の負担は増していた。そんな小玉を支えたのは、彼女に親愛を示す紅燕と真桂だった。
しかし、実子でない鴻が立太子すると、小玉に反旗を翻す妃嬪が出現。さらに鳳に関するある噂が後宮にまで届き——?
「この後宮で、初めて友を得ました」
後宮は小玉の敵となるのか、味方となるのか。文林から離れない決意をした小玉が新たな絆を紡ぐ新章開幕!(裏表紙より)
新章開幕。登場人物紹介がすごい文字がみっちりで、長いシリーズになってきたなあと思いました。
宸という国の出来事とみるとものすごい壮大なんだけれど、小玉をはじめとした登場人物の視点と語りがあくまで一個人の、苦難と幸福に浴びせかけられるただの人々の物語になっているので、不思議な読み心地だなあとしみじみしました。小玉は皇后なんだけれど本当に、普通の人なんだよなあ……。
女性陣の成長や、いいのか悪いのかまだ判断できないけれど確実に時間が経って老いてきている感のある(そんな歳でもないはずなんだけれど)文林なんかがすごく不穏なんですが、どんな結末に至るのか楽しみです。

地味リケジョの律を夕食に迎えたのは、和服イケメンの竜弥とほんわか老女の文絵。謎めいた話を聞き出す竜弥と、五十年前から時が止まっている文絵が交わす会話はまるで夫婦!? 見つめるだけで料理をおいしくする不思議な黒猫・フミエも怪しい。おいしさと切なさに溢れるほっこり系ミステリ。(裏表紙より)
少々特殊な面接を経て奨学金をもらい、大学を卒業した律。その奨学金の出資者である楢本文絵から、夕食に招待したい旨の手紙を受け取る。お礼をしたいと言ったのを断っておきながら今更なぜ? そう思って楢本家を訪問した律だったが、文絵は孫ほどの年の竜弥と夫婦のように過ごしている。竜弥から事情を聞くと、どうやら彼女は、自分を結婚したばかりの年齢だと思い込んでいるらしい。
不思議な状況下で行われる謎解き。このエピソードが面白い! 現実感がありつつも、いい要素ももやっとした要素も含む謎で、もっと読みたい! となりました。
最後の竜弥の招待が意外というか、最後の最後でオカルト? ちょっとホラー? な部分が入ってきたのは意外でしたが、読了感も含めて面白かったです。
![アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン MovieNEX [ブルーレイ+DVD+デジタルコピー+MovieNEXワールド] [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61BcGzkJJ7L._SL160_.jpg)
世界平和の維持に努めるアベンジャーズの面々。トニーが開発した平和維持システム・ウルトロン計画だが、ウルトロンはトニーの手を離れて、究極の平和、すなわち人類を抹消することを選択した。再び訪れた世界滅亡の危機にアベンジャーズが再集結する。
アベンジャーズ二作目、でいいのかな? その後のアベンジャーズは相変わらず平和を守るために戦っていたが、今度は人類を滅ぼそうとするウルトロンなる創造物の侵略を受ける。だいぶと大きな話の中継ぎ的な印象で、多分もっとすごいのが次に来るんだろうなあと苦笑いしてしまう。地球に平和はないなあ……。
しかしアベンジャーズが代替わりというかメンバー入れ替え制だとは思わなかった。そうかそうくるかー。
![アベンジャーズ DVD+ブルーレイセット [Blu-ray]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/510kMXQMgCL._SL160_.jpg)
国際平和維持組織S.H.I.E.L.D.の長官ニック・フューリーは、謎めいた無尽蔵のエネルギーを秘めた四次元キューブの調査に訪れていたが、キューブは暴走、その向こう側からアスガルズの神族ロキが降臨する。キューブを奪ったロキは地球侵略を目論むジ・アザーと合流、かくして世界滅亡の危機が訪れた。フューリーはヒーローたちを集め、この危機に対抗するアベンジャーズを結成させるが……。
マーベル作品クロスオーバーの一作目。ヒーローって個性があるんだなあと感じられる最初のギスギス具合に、力を合わせたときに高揚感がすごく楽しい。やっぱりみんなヒーローなんだよな! 悲哀を誘う背景があるがゆえに最初はすごく思い込みが激しいところがあるけれど、やるときはやるという安心感。
全然ノーマークだったんですけど、ロキが非常にかわいそかわいいヴィランで笑ってしまいました。ハルクに振り回されてるの、めっちゃかわいそう……って思いながら笑っちゃった。
どこまでもすれ違う兄弟もいいですが、美女と大男も素敵だと思いました。
最後に、エンドクレジットの後のシーン、めっちゃ疲れてるやん……ってじわじわきました。
![シュレック フォーエバー [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51bmxr9woiL._SL160_.jpg)
フィオナと三人の子どもたちと幸せに暮らしていたシュレックだったが、あまりに平凡で退屈な日常に飽きてしまい、ついにはフィオナと喧嘩をしてしまう。だが偶然出会った魔法使いと契約したことで、シュレックが存在しない世界に飛ばされてしまう。フィオナとキスすれば世界はもとどおりになると知ったシュレックは、現在は革命軍を率いているフィオナに会いに行くが、もちろん彼女はシュレックのことは知らず……。
家庭に収まった男性がかつての自分や栄光を取り戻したい、っていう考え方はお国柄なのかなあと思いつつ。
幸せに慣れきってしまうとそれを大事にできなくなる。結果、本当の宝物を失ってしまうよ。という教訓話ですね。
どうしてこんなにこてこての関西弁が似合うんだろうなあというシュレックの造形や、物語に登場する人外のものたちのユーモアさがとても楽しい。長靴をはいた猫……お前……笑

15歳の魔女・リジィが相続し、ひとり引っ越してきたのは、ローデンシュア六番地にある、荒れ果てたお屋敷。そこには、魔力と結界に囚われて出られない幽霊たちと、危険で不思議な魔導具の数々、さらには悪魔まで棲んでいて……!? 記憶を失くした少年の幽霊・フレッド、そして理想の男の子・アランとの出会いが、小さな魔女の恋と幽霊たちの運命を動かしていく——。
神尾アルミが放つ、恋愛魔法ファンタジー!(裏表紙より)
児童文学のような世界観の、魔女と幽霊のどたばた同居もの、現代風。
ちょっと世間知らずだけれど前向きで元気な魔女リジィと、多数の幽霊たち。魔女たちが残したたくさんの魔道具。そして学園と、わくわくする要素がたくさん。一つ一つの要素にロマンが感じられて素敵だなあと思って読みました。
ルイが実は父親なんだろうなとか、イクリプス派とはなんぞやとか、ウルキエルの存在が突発的でもっと秘密がありますよねとか、色々あってもう少し長く読んでいたかったなあという気持ち。

人のオーラが見える貧乏伯爵令嬢のリナ。彼女はある日、第三王子ジルベルトの婚約者を決める夜会に強制的に参加させられることに。場違いだし、王子をちらっと見たらさっさと帰ろうと決意した矢先……。なんですか、あれ! オーラが眩しすぎて目がつぶれる!? 絶対に関わりたくないっ——と思った翌日、どうして挨拶すらしていない私が王子の婚約者候補になってるんですか!?
オーラが見える貧乏伯爵令嬢と(オーラが)眩しすぎる王子の王宮ラブコメディが短編つきで書籍化!(裏表紙より)
貧乏伯爵家の出身で、ちょっとマイペースな気質を持ち、オーラが見えるがゆえに素直な令嬢のリナ。オーラが眩しすぎる王子様を直視できずにいたところ、その態度が気にかかったジルベルトの妃候補の一人に加えられてしまう。周囲は身分も立場も教養も素晴らしいご令嬢方ばかり。しかし純朴な性格のリナは彼女たちに気に入られることになり、さらにはジルベルトも接近して……。
目が潰れるー! 眩しいー! っていうラブコメかと思ったんですが、意外と政治要素も絡み、王位継承問題の決着をみることに。トリアンナ妃がとても頭のいいすごーくいい人で、リナと会えてよかったねという気持ちです。実の息子たちに警戒されているトリアンナに対してまったく物怖じしないリナが微笑ましい。
ヒロインのたらしぶりが楽しかったです。

読んだその日から、ずっと忘れられないあの一編。思わずくすりとしてしまう、心が元気になるこの一編。本を読む喜びがページいっぱいに溢れるような、とっておきの物語たち。2000年代、「小説すばる」に掲載された短編作品から、とびきりの12編を集英社文庫編集部が厳選しました。人気作家たちの短編がこの1冊で楽しめる、贅沢なアンソロジーです。今までにない、極上の読書体験をあなたに。
浅田次郎、伊坂幸太郎、石田衣良、荻原浩、奥田英朗、乙一、熊谷達也、桜木紫乃、桜庭一樹、道尾秀介、宮部みゆき、村山由佳の短編を収録。
どれも面白くて、おおーと思いました。特に光っているのは熊谷達也さんの「川崎船」。少し古い時代の地方での漁師物語を方言交じりに書いているのですが、短編には思えない密度でものすごくのめりこんで読んでしまった。
