読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

岩手、宮城、新潟、長野、鳥取、高知、福岡。場所は違えど、そこには豊かな自然、ご近所さんとの絆、ゆったり流れる時間がある。地域に寄り添い生きる移住女子たちの「今」を紹介!(カバー折り返しより)
移住した女性たちの体験談をまとめたもの。移住に成功した人たちばかりなので、とても楽しそうに生活しているなあと思いました。移住する人ってみんなどこかしら意識の高い人たちなんだな……ということを読んでいて感じました。同時に、数人の方が語っていた東日本大震災がきっかけになって、という言葉に、あの震災は多くの人たちにいろんな影響を及ぼしたんだと思う。
成功談がこれで読めるので、失敗談を読みたいなという気分になりました。移住先で、余所者がー余所者がーと言われていたのは一昔前の話とありましたが(この本は2017年1月発行)、本当にそうなのかな。気になります。
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小学校入学を三日後に控えたその日、母が亡くなった。父親は新しい恋人の元へ身を寄せ、残された自分は父親から与えられる食費を手に、ゲームを買い漁った。親の束縛がない日々でやり込んだゲームの数々に「育てられた」のだと思う。著者の過去を交えてファミコンソフトを語る一冊。
冒頭からだいぶと重い少年時代を過ごした、ということが書かれているんですが、随所に闇が。しかし父親に見捨てられたっていうのは心の傷以外にはならないよなあ。収集癖が思い出に固執しているんだろうっていう自己分析も、すごく胸が痛い。
プレイした思い出とともにファミコンソフトを語る一冊で、「スペランカー」「高橋名人の冒険島」「マニアックマンション」など有名どころも押さえつつ、あんまりよく知らないなっていうソフトも挙げているのかな? あまり詳しくないのですが、私はこのタイトル聞いたことないなって作品もありました。
フジタさんの経歴が、芸人をやって、辞めた後タクシードライバーなどをやって、また芸人として活動中だそうで。ファミコン芸人として活躍っていうところになんとなく時代を感じるなあ。こういうのを一芸に秀でるっていうのかな。

その学校に入学するのは、異世界へ行った、不思議の国のアリスのような子どもばかり。つまり“向こう”に帰りたいと切望する彼らに、現実と折り合うすべを教える学校なのだ。新しい生徒のナンシーもそんなひとり。ところが死者の世界に行った彼女に触発されたかのように、不気味な事件が……。ヒューゴー賞など3賞受賞、アリスたちの“その後”を描いたファンタジー3部作開幕。(裏表紙より)
異世界より帰還した子どもたちが集められた学校がある。子どもたちはみんな、「ナンセンス」「ロジック」などに大別される異世界で、この世と異なる時間を過ごし、戻ってきた。そうしてこの学校はみんな「その"故郷"へ帰りたい」と願っている。
異世界から帰還した子どもたちは果たして現実に適合できるのかという問題に取り組んだ作品で、事件も起こりますが子どもたちの性質がすごく独特で面白いなあと思いました。ナンセンスの世界に行って適応してしまった子は、この世では独特の言い回しを使う「変わった子」になってしまうし、邪悪な性質を含む世界に行った子は見えないところに凄まじい悪性を持っている様子だったりと、「生きて帰りし」のその後が覗ける。
三部作とのことなのでこれから続きが出るのかな。第二部は前日譚らしいので機会があったら読んでみよう。

エイを釣ったので発酵させたり、ホタルイカを獲りに行ったり、野草を摘んで料理してみたり。とにかく捕まえて食べる、を繰り返した記録。
「ホンオフェ」「ホタルイカ」「アナジャコ」「マテガイ」「ギンポ」「ヒラツメガニ」「タコ」「野草」「ザザムシ」「スッポン」を食べています。
日本国内で捕まえたものを食べるので、食べているものは想像しうる範囲のもの(だと思う)のですが、捕まえてそれを食べるという行為は面白いなあと気付かされる本でした。
見た目がグロいな……と思わせるものもありますが、こういうものを食べてきた人たちがいるので、面白いなあと思います。かといって食べたいかと言われると、あんまり、としか答えられないのですが。

両親を失い、親王家の姫としての身分を捨てた綺姫が買った一枚の薄様——それは不思議な出会いの始まりだった(深山くのえ「冬の蝶」)、彼女いない歴=年齢!! 恋愛オンチの女子高生・比奈と魔界の王子様の結婚式!?(片瀬由良「愛玩王子〜My Dear〜」)、必ず彼女を守る——陰謀うずまく後宮で、太子が愛する宮女・水蓮のためにした決意とは?(葵木あんね「青宮の華燭」)豪華執筆陣によるトキメキ花嫁ストーリー!! ラブ満載の一冊です!(裏表紙より)
少女向けの短編が読みたくなったので。
平安を舞台にした不思議な薄様(紙)でやりとりする男女の切ない物語「冬の蝶」、『愛玩王子』の番外編、そして中華後宮もので能書家の宮女がヒロインの「青宮の華燭」。三つが収録されています。
「冬の蝶」が非常に上品な話で、メールなんてない時代だからこそ、メールのようにやりとりできる(相手の持つ紙の片割れに、自分が書いた言葉が記される不思議な紙を用いる)というのがとても面白くて、最後のオチも綺の幸福を予期させるものでとてもよかった。
『愛玩王子』は未読なので、ちょっとノリがついていけなかったかな……。
「青宮の華燭」は婚約するも二回も破談になった、能書家のヒロインが主人公なんですが、国が干ばつに見舞われているという状況がこういう展開になるとは思わなくて面白かったです。太子である遼月も変化があったことが書かれていてとても好感の持てるヒーローでした。

「図書」誌上での好評連載を中心に編む時評集。一生活者の視点から、ものを言い、日々の雑感を綴る。今というこの時代、日本というこの国に生きることへの本能的な危機意識が、生来の観察者を発言者に変える。二〇一四年から一六年まで、日本がルビコンを渡った決定的時期の覚書として、特別な意味をもつ一冊。(カバー折り返しより)
世相の覚書という感じ。政治など社会の話ばかりですが、その当時のニュースを思い返しながら、こうやって一つ一つ立ち止まって考えたこと自分はあったかなあ、と思うなどしました。読みながらそこはかとない不安や怒りや、どうしてそうなったのだろうという疑いが感じられる気がして、日本はどこに向かうのかなあと不安になった。

家庭教師のユーディットは、教え子のエルダが瀕死の状態から幻獣の《龍》として覚醒し、一命を取りとめたところに居合わせたことで、世話を焼くことに。そんなある日、彼女はエルダの鱗を持って王都へ向かうことになったのだけれど……。龍の鱗に目をつけた男に捕まり、ユーディットは窮地に陥ってしまった。そのとき、美麗な青年姿の《龍》ヴィオークに助けられ、なりゆきで彼に護衛されることになり——。
恋する気持ちに気づけない鈍感龍と堅物家庭教師のラブファンタジー。(裏表紙より)
あらすじから想像する話の45度くらい、設定がややこしくて登場人物が多い話でした。山場らしい山場があんまりない気がしてちょっと物足りなかったなあ。
継母から疎んじられ、腹違いの弟クレイトンの面倒を見て育ったユーディット。家から離れて家庭教師としての身分を確立し、弟も軍の花形として戦争で華々しい功績を挙げている。現在ユーディットの教え子のエルダは弟の婚約者。そんな状況でエルダが、家が没落したために両親とともに無理心中を図ってしまい、危篤状態に陥ったところ龍として覚醒する……すごーく重くてシリアスな冒頭で、大丈夫か……薄幸ヒロインすぎないか……と思いました。
龍がすでに希少種になっている世界なので、龍の鱗などは高値で取引されており、これをエルダに頼まれて売りに行くところで危険な目に遭ったユーディットは、龍の出現を察知したはぐれ龍ヴィオークと出会う。
人の社会で暮らしている割にはちょっと空気の読めないヴィオークがあんまり見たことのないヒーローの造形で面白かったです。ユーティットはもっとびしばしやってもよかったと思うなあ笑

学生たちを食い潰す「ブラックバイト」が社会問題化している。休みのない過密シフトで心身を壊すほど働き、売上ノルマのため「自爆営業」も強いられる。授業に出ることもできず、留年・退学に至るケースまで……。多くの相談・解決にあたった著者が、恐るべき実態と原因を明らかにし、具体的な対策をも提示する。(カバー折り返しより)
学生さん、あるいはその親御さん向けに書かれたものかなと思いました。学生を食いつぶそうとするブラックバイトの事例と、どうしてこのようなブラックバイトがはびこることになったのかという考察、実際に遭遇したらどう対処するかという内容。
読めば読むほど、働くことが怖くなる……。暗黒の時代だよなあ。
ともかく学生さんはちゃんと勉強して、なりたいものになることを最優先してほしいけれど、貧困とまではいかないまでも昔に比べて自由になるお金が少なくなったんだろうなあと思う。ブラックバイトの餌食になるのはみんな真面目で素直な子たちなんだろうなあ。


特徴的な声で海に向かって同じ旋律を歌う少女、ニノ。彼女には大切な人が二人いる。一人は「この歌を目印にしてもう一度会える」と言ったモモ。もう一人はこの旋律をくれたユズ。高校に入り、ユズとようやく再会したニノだったが、ユズは現在軽音楽部で「in NO hurry to shout;」通称イノハリのメンバーとして活動していた。しかし文化祭の出来事をきっかけに新ボーカルになったニノだが、モモとの再会やメジャーデビューもあり、大きく揺れる……。
原作は白泉社の少女漫画。原作は初期の頃なんとなく読んでいた、程度。高校生の音楽ものです。
序盤の展開がすごく早いので多分ざくざく話を切ってあると思うんですが、やっぱり福山さんの作品は見せ場がすごくいいなあ、と思いました。福山リョウコさんの作品は心理描写やテーマの回し方がすごく好きなんですが、アニメにしてもやっぱり映える。
ニノの造形は十代の女の子が好きそうな女子っぽさと男子っぽい素っ気なさで、彼女が追いかけるモモ、彼女を追いかけるユズという三角関係はきっと読者や視聴者の心を揺さぶるんだろうなあと微笑ましい気持ちで見ていました。みんなこういうの好きだよねえ。私も好き!
音楽番組に出たりフェスに出たり、親の存在があったりなど、エピソードもすごく豊富で楽しかったです。原作追いかけられてないけど読んでみようかなあ。
出版社で働く編集者の佐々木幸子は、四角四面すぎる性格の持ち主。そんな彼女はついに結婚するが、結婚式の当日、夫となるはずだった俊吾に逃げられてしまう。ショックを受けている自覚もなかったが、疲れきった幸子はふらりと入った食堂のサバ味噌定食を食べてその旨さに感嘆する。
見たのはスペシャルドラマ。
グルメもの。原作は何巻かまで読んだことあり。
食事シーンの過剰すぎる表現も面白いのですが、幸子のありえないほど几帳面すぎる性格が実際に表現されているのが面白いなあと思いました。こんな人は生きづらいだろうけれど、そういうのを感じさせないお話で、とにかくご飯が美味しそう。ご飯を食べていて美味しいものに巡り合ったときって、なんかもう、どっぱーと幸福感が溢れる感じですよね。
連続ドラマはどんな感じになってるのかなあ。見てみたい。
見たのはスペシャルドラマ。
グルメもの。原作は何巻かまで読んだことあり。
食事シーンの過剰すぎる表現も面白いのですが、幸子のありえないほど几帳面すぎる性格が実際に表現されているのが面白いなあと思いました。こんな人は生きづらいだろうけれど、そういうのを感じさせないお話で、とにかくご飯が美味しそう。ご飯を食べていて美味しいものに巡り合ったときって、なんかもう、どっぱーと幸福感が溢れる感じですよね。
連続ドラマはどんな感じになってるのかなあ。見てみたい。