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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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東京會舘とわたし(下)新館
「直木賞の時に帰ってきます」
あの日、この場所で交わした約束があった——渾身の感動長編、堂々の完結。

東京會舘が建て替えられてからのお話、越路吹雪のディナーショーに居合わせたスタッフ、3月11日のあの日の出来事、東京會舘で行われる授賞式と作家のお話、そして再び建て替えられる直前の東京會舘のお話。
建物が見つめてきた時代と人の物語。積み重ねていく時間って大きくて愛おしいなあと思わせるお話ばかりでした。人がつなぐものってすごいなあ。それが東京會舘っていう場所が最初に作ってくれたものなんだと思うと、場所の力、そこに集まる人の力ってすごいんだなあと思う。そこを愛する、ということが何か一つ、お守りのような力になるのかもしれないなあなんてことも思う。
「煉瓦の壁を背に」で、結局両親の無理解へのくすぶりがはっきり解消されないままなのが、少しもやもやするけれど、仕方ないんだよな……。でも喜んでくれる気持ちは本物だといい、と思いました。
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東京會舘とわたし(上)旧館
ここは夢が生まれる場所。
大正十一年、丸の内に誕生した国際社交場・東京會舘。〈建物の記憶〉が今、蘇る。
激動の時代を生きた人々を描く。
直木賞作家の傑作長編小説!(帯より)

海外ヴァイオリニストのコンサート、戦中での結婚式、GHQに占領されている最中のバーでの出来事、という東京會舘が生まれ、震災で崩れ落ち、再び再建されるも戦争が、など東京會舘という場所と時代の出来事が描かれる。
その場所を愛し、あるいは大切な思い出を持った人たち。生きているなあって感じがします。東京會舘のような場所って、生きていく上で誰しもみんな持っているんじゃないかなあ、という気がします。特に「しあわせな味の記憶」の章は、家族の光景が見えてうっかり涙腺が緩んだ……。
Elysion  二つの楽園を廻る物語 (下)
「そのパレードは何処からやって来たのだろうか?」
幾度も開かれる扉。廻る楽園。仮面の男が繰り返すのは果たして悲劇なのか。世界は終わり、そして始まるだろう。娘は収穫を誤り、姉は妹を犠牲にされ、女は星屑に踊らされる。
果てなき物語にもたらされる答えとは? 避けられぬ罪と、悲しき祈りが紡ぐ異なる地平線の全てが今、明かされる。
さあ、心に深い傷を負う者よ。その心に深い闇を飼う者達よ。あの仮面を被った笛吹き男が待っている。「——楽園パレードへようこそ!」(帯より)

「Yield」「エルの楽園[→ side E →]」「Sacrifice」「エルの楽園[→ side A →]」「StarDust」「笛吹き男とパレード」を収録。
あああああって頭をかきむしりたくなる絶望の話でしたが、「StarDust」でかなりひねった解釈が入ったのにびっくりしました。ああーそういう……つまり地平線というものを世界線という解釈にしたということかな……?
「Sacrifice」のむごさが想像通りだったので、ひどい……と思いながら読みました。
「永遠に繰り返す」がこうなるかあと面白かったです。
Elysion 二つの楽園を廻る物語 (上)
Sound Horizonのアルバム「Elysion 〜楽園幻想物語組曲」の楽曲をノベライズ。いかにして楽園への扉は開かれたのか? 「魔女とラフレンツェ」「エルの肖像」「Ark」「エルの天秤」「Baroque」「エルの絵本」を収録。

SH、Revo陛下のお言葉として、作品に触れた人のそれぞれの解釈を大事にするし、公式はこれが正解ですというものは提示しません、というものがあるのですが、このノベライズもそう。解釈の一種で正解ではありません。
でもすごーくよく出来ているなあと思いました。歌詞からフレーズを引っ張ってきているので頭の中で曲が鳴る。個人的に「魔女とラフレンツェ」のえぐさというか、ラフレンツェはそうなるかーというのがとても面白かったです。
恋するアクアリウム。 (富士見L文庫)
 ある事情で26歳のOL・浅見桐子が身を寄せることになった先は、美人顔の年下幼なじみ・佐倉井真也のもと。そこはアロワナの水槽が鎮座する魚マニアの部屋だった!
 しかし真也は、桐子が食卓に出した「食べる魚」は苦手と物申し、桐子は好き嫌いを克服させる事に!
 一緒に出かけた水族館、熱帯魚ショップ、展望台。突然始まった同居は、食卓をともに囲むたびに二人の距離を縮めていく。東京での日々を通じて、地元では知らなかった互いの一面を知り——。
 アクアリウムと料理が結ぶ、年の差幼なじみの恋物語。(裏表紙より)

「おいしいベランダ。」シリーズのスピンオフ。まもりにかつて恋して玉砕した佐倉井くんが、実はその後恋をしたらしいというのは本編でちらりと触れられていましたが、その恋のお話です。
視点は女性側、幼馴染で年上の「桐姉」こと桐子。とある事情で会社を辞めて東京にきたはいいものの、住んでいた部屋が火災の被害を受けて行き場をなくし、佐倉井くんのところに転がり込むことになってしまったという……家がなくなるとか、家(生活)が脅かされるとか、暮らすって大変だなあと思ってしまった冒頭でした。
アクアリウムという部分が強調されるのかと思いきや、メシウマ小説なのは変わらず、桐子が美味しそうなご飯を作る作る。夜中に読んでいたのですごくはらへりーでした。
年上がヒロインだからか、恋愛も落ち着いていて、でも仕事とか過去の恋とかは結構痛くて、本編シリーズとはまた違った味わいがあってとても面白かったです。
名作マンガの間取り
漫画作品に登場する家の間取りをまとめたもの。
厳密に作ってるんだろうなあというものもあれば、作品が進むにつれて前と違うな? っていうカットもあるので、描くの大変だっただろうなあ。
面白いなあと思いながら気になったことが……。
作品はひととおりチェックしているんでしょうが、多分読んでいるものは読んでいるんだろうけれど、実は内容をちゃんと読んでいないものもあるのでは……と気がしたんですよね。というのはその作品のキャラクターになりきって? 一言が書いてあるんですが、そのキャラクターの一人称が違うというのがあったんですよね。その作品が好きな人も多いと思うので、気をつけてほしかった部分でした。
京都寺町三条のホームズ (双葉文庫)
京都の寺町三条商店街にポツリとたたずむ、骨董品店『蔵』。女子高生の真城葵はひょんなことから、そこの店主の息子、家頭清貴と知り合い、アルバイトを始めることになる。清貴は、物腰は柔らかいが恐ろしく勘が鋭く、『寺町のホームズ』と呼ばれていた。葵は清貴とともに、客から持ち込まれる、骨董品にまつわる様々な依頼を受けるが——古都を舞台にした、傑作ライトミステリー!(裏表紙より)

舞台は京都。骨董品店のアルバイト、女子高生の葵と、店主の息子の清貴。京都の街を歩きながら、出会う人たちと小さな謎を解くお話。
とても葵が可愛らしいです。失恋から始まるって、もうここから恋が始まるだろーっていうのが楽しい。清貴のいけずなところが色っぽくてかっこよくて、どきどきします。
京都の有名どころをなんとなく歩いている感じなのも楽しかったです。
紅霞後宮物語 第七幕 (富士見L文庫)
 寛と康、二国との戦いを強いられることになった小玉。寛の鍛え上げられた軍を相手に、勝機をどう捉えるか……。
 そんな小玉のもとに、康の密使がやってくる。密使は親征級の兵力を率いている小玉に、皇帝——つまり文林を倒し、女帝となるよう勧めにきたのだった。
「その者を捕らえよ! わたくしの大義は、大家とわたくしの子らのためにある!」
 自分たち夫婦を侮辱する者は許さない。これが、あたしたち夫婦の形だ——。文林の妻として、小玉は激動の戦場を駆ける!(裏表紙より)

戦場に出た小玉。相手の出方を伺い、戦っていたものの、大事な人を失い、自らも負傷し動けなくなってしまう。一方宮城では、司馬淑妃が姦通罪で牢に繋がれる。これに暗躍したのは、彼女の息子で。
この巻のまとめを読む感じだと、もうだいぶと小玉の物語が終わりの方に来ているのかなあと思いました。ここからどんどんいろんな人が脱落するんじゃないだろうかと思うと、怖い。
14歳限定症候群 (角川文庫)
生島ちほ14歳、今日づけで男子になってしまいました——。同じ中学に通う仲良し女子6人組を襲った、不思議なヤマイ。関節痛のような痛みを伴うそれは、驚きの現象を引き起こすものだったち 親友男子に告白されたあと、男になってしまったちほ、オトナになってしまった咲、そして……犬にまで!? 一方、市内では女子中学生を狙った猟奇殺人事件が起きていて……。この非常事態に、少女たちは!? 予測不能な変身系青春エンタメ!(裏表紙より)

単行本で『14f症候群』として出されたものが、文庫判になる際に加筆修正、改題したもの。女子中学生の非日常で、わーっと突き進む話かと思いきや、想像以上に黒々していておおっ……と圧倒されてしまいました。
男になってしまう「性」大人になってしまう「欲情」犬になってしまう「従順」友人になってしまう「独占」異形が身体に宿ってしまった「死命」。改めて見てみると、各タイトルからして全部不穏だったわ……。
サスペンスでホラーだった「従順」が面白かったです。猟奇殺人事件に関わることになってしまった、志乃の心理状況と話の展開が、ひいーってなる感じで。
([う]4-1)監察医の涙 (ポプラ文庫)
虐待、過労死、母子心中、介護殺人、いじめによる自殺……もう、このような事件を起してはいけない。2万体を検死してきた法医学の権威・上野正彦の心の奥深くに刻まれた、涙なしには語れない愛と生と死のドラマが待望の文庫化! 書き下ろし原稿も収録。(裏表紙より)

上野さんが見てきたいくつかの事件と検死。どういう事件なのかざっくり書かれているのですが、やるせないなあと思わせるのはやっぱり子どもが亡くなる事件ですね……。
アメリカには心中という言葉がない? 浸透していない? というのがとても印象的でした。親子心中は、親が子どもの人権を無視していると考えられるので、この場合親の方が一人で死ぬ、というケースになるんですね。いまはその辺り変わっていたりするのかなあ……。
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Author:月子
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