読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

「ガラクタ伯爵は、自動人形しか愛せない」
そう噂されている青年アダムと、人形のような伯爵令嬢セラフィーナは婚約することに。それは、困窮している彼女の家を救う代償として、彼が求めたことだったはずなのだが……。アダムの城へ着いた彼女は、出会ったばかりで押し倒されたあげく、冷たい言葉を投げかけられて!?
契約からはじまる、不器用な変人伯爵とのラブファンタジー。(裏表紙より)
スチームパンク的な世界観で、人間そっくりの自動人形が高価なものとして普及している。そんな自動人形を産出する国でも十指に入る資産家のナトロレイト伯爵、通称ガラクタ伯爵に、借金を肩代わりする代わりに結婚することになったセラフィーナ。しかしセラフィーナは愛されたことのない、人形のような少女だった。
というわけで、何があっても微笑むことで自分の気持ちを押し隠してしまうセラフィーナと、傍若無人な変人アダムの、婚約から始まる小さな恋のお話です。セラフィーナがか弱い感じでとても可愛い。
押し倒してうんぬんのところは、ちょっと……とは思ったんですが、セラフィーナがちゃんとそのことに怯えるし、許してない感を出してくれるので、最後はちゃんと納得できたように思います。
かわいいお話でした。
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栗坂まもりは、イケメンだけれどベランダ菜園オタクの亜潟葉二の恋人でお隣さん。
夏を前にベランダ菜園の失敗から散財したまもりは、バイト先の閉店も重なって金欠の大ピンチ。運良く古書店のバイトに採用された! と喜んでいたら、同僚は昨年まもりを好きだと告白していた佐倉井くん……!?
さらには葉二が偶然、二人が一緒に働いている姿を目にしてしまう。「佐倉井も一緒に働いてるのな。なんで隠すわけ」と言い出した葉二と、まもりはケンカになってしまい――?(裏表紙より)
シリーズ第4巻。親の襲来を経て順調にお付き合いを続けるふたり。夏はふたりで遊びに行こう! というところから、亜潟さんの仕事に大きな動き?
和やかに、ちょっと言い合いしたりすれ違ったりしつつも、楽しそうに一緒にいるので終盤の展開にははらはらしたんですが、よかったあ。そういう考え方めっちゃ好きです。そういう風に私も言える大人になりたいなと思いました。
あとがきの感じだと、佐倉井くんのスピンオフが出そう? 年上彼女と年下彼氏の話ってどんなのかなあ。ぜひ読みたい。

1920年——ベルリンで保護された記憶喪失の女性が、アナスタシアを名乗り始めた…! 皇女アナスタシアは、革命政府に銃殺されたとされる皇帝一家の末娘。もし本物なら、莫大な財産を有するロマノフの正統な相続人である。彼女は本物か、偽物か!? 世界的なセンセーションを巻き起こしたこの事件。皇女の幼なじみだったグレブは、真相を究明するためにドイツへ向かう。彼女の正体とは…?
皇女を名乗る女性——彼女は本物か偽物か!?(裏表紙より)
皇女アナスタシアをモチーフにした歴史ロマン。医者の息子グレブは、天真爛漫で風変わりな皇女アナスタシアの幼馴染。アナスタシアはグレブを信頼し、一緒にいることを望んでいたが、お互いに立場を自覚する年頃になろうとしていた。そしてロシア革命の日が刻々と迫る中、ふたりは運命に大きく弄ばれることに……。
コバルト文庫でも切ない終わり方をする時があるので、はらはらしながら読んでいたんですが、なるほどーそういう終わり方かー。いや、途中からそうなるんだろうなとは思ってたんですけどね! でもよかった。
最後の畳み掛けがちょっと慌ただしくて残念だったんですが(アナスタシアがその後どう頑張ったのかがめちゃくちゃ気になる……)、最後の真相が明かされるシーンはまるで映画のように美しい映像が浮かんで、胸がぎゅっとなりました。

王侯貴族や資産家の令嬢のみが通う全寮制学校「エコール・ドゥ・ブランシュ」。その華やかなパーティの最中に突如、婚約者と名のるアランブール王国の皇太子がソランジュを迎えに来た! しかも皇太子は、かつてルームメイトだった女装男子…ソランジュが密かに想いを寄せていたアレクシスだった! ソランジュは王女として王国に向かうことになるのだが…嘘と秘密のラブロマンス、第2弾!(裏表紙より)
前後編の後編。16歳になったソランジュは、アレクザンドラとの関わりの中で他人との距離の取り方を知り、自分らしく生きることを始められるようになった。新しい友人もでき、パーティを楽しもうとした矢先、婚約者と名乗る王子が迎えに来る。そして明かされたのは、ソランジュの生まれとそれに伴う義務。クリステル公爵家に生まれた娘は、アランブール王国の王を選ぶのだということ!
素晴らしい! めちゃくちゃ少女小説! これでもか!! とロマンティックてんこもりです。堪能しました。
自分という国の王となる、という言葉通りに自分を律しながら考えることを始めたソランジュ。自分は何を、誰を選ぶべきか。それよりも自分の心が本当に望むことは……? と自問自答しながら過去とけじめをつけようとする彼女がかっこいいです。義理の家族の行方を探させたり、公爵に会いに行ったり……。
公爵に会いに行く一連の流れは、わかってはいたんですがやっぱり感動的で、思わず涙が。
問題はまだたくさんあるけれど、仔牛を連れてくるラストは可愛らしくてこれぞ少女小説! と思いました。
p90の一文が好きすぎる。プリンセスもののはずなのに、ここにいるのは等身大の女の子でしかない。
でもラウール、あなたは知らないでしょう。わたしは学校の食堂のミートボールが好きで、屋根の上でひとりでランチを摂るのが好きで、履き古したローファーを愛する女の子なのよ。

世界各国の王族や貴族、資産家の女子のみが通う全寮制学校「エコール・ドゥ・ブランシュ」。ソランジュは、華やかな学校にどこか馴染めず、ひっそりと学校生活を送っていた。しかし美しく自由奔放な転入生アレクザンドラがソランジュの同室となったその日から、日々の平穏は破られる。反発し合いながら、惹かれ合う二人…これは友情?それとも…!?しかし驚くべき事実が明らかになり!?(裏表紙より)
前後編の前編。
とある理由から貧しい夫婦に育てられたソランジュ。母親から疎んじられた彼女は日常的に虐待を受け、いつも空腹で汚れていた。心の頼りは、ふらりとやってくる画家の老人。ある日ついに殺されそうになったソランジュだったが、奇跡のような救い手が現れて。
そして8歳になったソランジュは、全寮制学校で14歳になった。自らの本当の素性を知らないまま、助けてくれた彼の言う「薔薇」になるために。
不遇すぎる女の子が本物のプリンセスになるまでのお話で、冒頭の虐待的な日常が辛くて仕方がない。傷付いた彼女が全寮制お嬢様学校で誰とも関わらずに過ごしていたところに、魅力的なクラスメートがやってきて、彼女の日々がゆっくりと色を変えていく。おおー素晴らしい! めちゃくちゃ少女小説! しかもその女の子は実は……という美味しいところもあります。
ソランジュの運命が劇的に変わり始めたところで前編はおしまい。
この話めちゃくちゃ好きなんですが、タイトルと表紙絵をもう少し変えた方がよかったのではないかなあという気がします。ピンクと花でぶりぶりにするよりもシックに整えて、後編でぱあっと明るい色を使ってほしかった。前編と後編、どっちも似たような印象の表紙なんですよね。もったいない……。

火事から父を助けようとした瞬間、異世界の島・ログレスにトリップしてしまった女子高生の織葉。人食い薔薇に襲われたのを救ってくれたのは、氷のように冷たい美貌の騎士・ギンレイ。元の世界に戻るため、人食い薔薇を退治する薔薇騎士団に入った織葉だが、ギンレイは冷たい言葉ばかり投げかけてきて――。「強くなるわ。守るって、決めたの」強がりな少女と孤高の騎士が世界を救う――異世界トリップファンタジー、開幕!(裏表紙より)
とても懐かしい気配に満ちた、「現実を変えたい」と願う少女が異世界に召喚され、薔薇を狩る者の一人として、頼り甲斐のある仲間たちと戦いながら、自分を助けてくれた訳ありの最強の騎士への思いをほのかに育てつつ、世界の秘密に触れようとするファンタジー。1巻目で、話がまったく終わっていませんが、この一人称の感じとかキャラクター、設定、世界観が本当に自分の中二心をびんびんに揺らしてくれて、悔しい……好き……! って思いました。またイラストが綺麗なんだなあ。
世界観がアーサー王伝説を下敷きにしていることもあって(キャメロットとかマーリンとか……)楽しかったんですが、ギンレイの正体にはおおっと思いました。
![鬼灯の冷徹 第1巻(期間限定CD地獄)Aver.(外付け特典なし) [DVD]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/61qIuyJvARL._SL160_.jpg)
地獄で閻魔大王の第一補佐官をしている鬼灯は、有能と評判の男。地獄での仕事を淡々と処理しながら、上司である閻魔大王に遠慮のない口を聞き、部下や知人をこき使い、外国からの視察には自らの有能ぶりとドSぶりを発揮する……人材不足に悩む地獄で起こる出来事と個性豊かな者共のお話。
第1シーズンを見ました。地獄で起こるいろんな出来事を、神様や悪魔や鬼や伝承の人物、おとぎ話の人物などとも絡めながら、ゆるーく描く感じで、ゆるゆるーっと見てました。民話神話が絡めてあるのがわかりやすくて楽しいなあ。あと細々と現世ネタが入るのが面白い。
やっぱり一番印象に残るのはOPです。ものすごい大真面目な顔をしながら「じごじご地獄だよー」と楽しく歌われると、いつの間にか洗脳されて歌を口ずさんでいる。

鎌田倫子はADから脚本家に転身した30女。高校時代からの親友の香と小雪と毎日のように女子会を開いて恋話をしている。だが30代独身である自分たちは東京オリンピックをひとりで孤独に見るのでは……という恐怖にさいなまれていた。あの時こうしていたら……ああすれば……と過去の恋と選択に思いを馳せて後悔する彼女たちだったが、とある若いイケメンが「タラレバ女」と倫子たちを評する。仕事と恋に悩む彼女たちに、さまざまな出来事が起こって……。
30代ってそういうものなんだな……と切なく苦しく、あー!! と胸をかきむしって悶えたくなるような、リアルなドラマだなあと思っていました。年齢の区切りって意味があるの? と最後の方で三人が話すところがありますが、確かに別にパートナーを見つけるなら30代までに、なんてのは必要ないと思う。
改めて1話から見直して思ったのは、倫子の仕事面に対する考え方がなんとなく合わないなあと思ったことでした。仕事がほしいとか、仕事としてベストを尽くして淡々とこなす感じ、この恋愛主軸のドラマで彼女の創作意欲とその執着心について深く書く必要はないと思うんですけど、物づくりをする人としてちょっと気持ちが軽い気がする、とそこだけ気になってしまった。
いやーでも、過去の選択を思い返して「ああしていたら」「こうしていれば」と考えるのはなあ、仕方ないよなあ。若いことに依存するとそうなってしまうのかもしれない。
救いがあるなと思うのは、三人娘が自分らしさを失わずにいるところ。べったり恋愛するわけでもなく(ずるずるはするけれど)、女らしさとか女はこうあるべきっていうところと見えない部分で戦っている感じがするところです。
面白かった。
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杏奈は孤児だったが現在は養父母に引き取られて暮らしている。しかし居場所がないと感じる杏奈は自分を一人にした母と祖母を許せず、また養父母が養子を引き取ったことによる支援金を自治体から受け取っていることを知り、ますます心を閉ざしていた。喘息がひどくなった杏奈は養母の勧めで、空気のいいとある地方で静養することになるが……。
少女と少女の心のふれあいが美しいなあと思いながら見ました。「あなたはわたしのひみつよ」って台詞はとても素敵だ。どうして女の子たちの「内緒よ」っていう言葉はとても可愛らしくていけないものに聞こえるのかなあ!
心を閉ざしていた杏奈がマーニーと出会ったことで少しずつ活力を取り戻していく様子がいい。マーニーがいなくなって裏切られたと思った後、窓にいる彼女に向かって叫ぶ杏奈は、ずっと一人だったし、でも本当はずっと許せないあらゆるものを許したいと思っていたんだろうなあ。
この作品で好きなのは実は彩香なんですけれど。彼女もまたいろんなひみつや謎が好きな子なんだろうなというのが言動の端々にあふれていて、杏奈と仲良くなってよかった。
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冬木市で行われる聖杯戦争。魔術師として生まれた遠坂凛は万全を期してこの戦いに挑むことを決めていた。しかし召喚されたのは狙ったはずの最強の駒セイバーではなく、自身が何者かもわからないアーチャーの英霊だった。そして運命の日、衛宮士郎もまたマスターとなり、戦いに身を投じていく。
Fateの原点、stay/nightのUBW、凛ルートと呼ばれる世界線でのお話。ゲームはPS2版を全ルート履修済みで、アニメ一作目とZeroを見ていて、Zeroは小説でも読了済み。いまはApocryphaを視聴中。FGOもプレイ中です。
長らく見られていなかったUBW、見ました。ああああほんっとこの話すごく好きで! 熱い! たぎるー! そして最後には涙……。ちらちらと見られる別ルートへの伏線と、第四次聖杯戦争を踏まえてのあれこれがとても楽しい。このときセイバーは何を思ったのかなあとか。桜はどう思ってたかなあとか。
そうして見終わると、やっぱりこの聖杯戦争で召喚されたサーヴァントたちに愛着を覚えてしまう。特にセイバーは、本当に士郎に会えてよかったよなあ……。
エピローグがちゃんとエピローグで、最後まで楽しかった。