読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
鎌田倫子はADから脚本家に転身した30女。高校時代からの親友の香と小雪と毎日のように女子会を開いて恋話をしている。だが30代独身である自分たちは東京オリンピックをひとりで孤独に見るのでは……という恐怖にさいなまれていた。あの時こうしていたら……ああすれば……と過去の恋と選択に思いを馳せて後悔する彼女たちだったが、とある若いイケメンが「タラレバ女」と倫子たちを評する。仕事と恋に悩む彼女たちに、さまざまな出来事が起こって……。
30代ってそういうものなんだな……と切なく苦しく、あー!! と胸をかきむしって悶えたくなるような、リアルなドラマだなあと思っていました。年齢の区切りって意味があるの? と最後の方で三人が話すところがありますが、確かに別にパートナーを見つけるなら30代までに、なんてのは必要ないと思う。
改めて1話から見直して思ったのは、倫子の仕事面に対する考え方がなんとなく合わないなあと思ったことでした。仕事がほしいとか、仕事としてベストを尽くして淡々とこなす感じ、この恋愛主軸のドラマで彼女の創作意欲とその執着心について深く書く必要はないと思うんですけど、物づくりをする人としてちょっと気持ちが軽い気がする、とそこだけ気になってしまった。
いやーでも、過去の選択を思い返して「ああしていたら」「こうしていれば」と考えるのはなあ、仕方ないよなあ。若いことに依存するとそうなってしまうのかもしれない。
救いがあるなと思うのは、三人娘が自分らしさを失わずにいるところ。べったり恋愛するわけでもなく(ずるずるはするけれど)、女らしさとか女はこうあるべきっていうところと見えない部分で戦っている感じがするところです。
面白かった。
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