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《ディセンド》皇国の《十二刃》の一人、オースを倒し、滅亡の危機に瀕したソウガを救った少年・白火。英雄となった彼は、自身の力《変幻流転》を上手く使えなくなったことに悩んでいた。ある日、次なる皇国の襲来に備えるため、ソウガの姫たるグウィンらは豊富な資源を持つ《獣の末裔》タルパとの同盟を計画する。彼らとの交渉は難航したが、タルパの技術に惚れ込んだ白火が自らの技能を示したことで信頼を勝ち取ることに成功する。だが、その帰り道、突如として矢の嵐が降り注ぐ。それは第四刃《射手》のセレネの強襲で、白火は彼女に連れ去られてしまい――? たった一つの力が絶望の運命を打開する! 新たなる無双戦記ファンタジー、待望の第二弾!(裏表紙より)
第二巻。生き物と道具を掛け合わせることによって命を持った道具を作る能力を持つ少年が、皇国に滅ぼされようとしていた《獣の末裔》たちに力を貸して戦うお話。今回は、腕に翼を持つカナリア一族の姫君アミラの巻でもあります。
皇国に抵抗すべく同盟を結ぼうと考えたグウィンたちソウガ一族。しかし前回の戦いでオースが倒されたことを知った皇国が様子見を行う、という準備のような話もあって、果たして《変幻流転》を使う白火は何者なのか、そして《十二刃》の持つ《封命具》は誰の手によるものか? と点になっているものを繋ぐための道筋が提示される。でもまだまだ秘密がありそうだなあ。白火はまだまだ力に振り回されている感があるし、一方の視点からはわからないこともたくさんあるので、皇国側の事情がどんなものなのかが気になります。
勇ましい姫の活躍が見たいのでグウィンが強く変わるところも見たいなあ!
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