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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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赤朽葉家の伝説
“辺境の人”に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様”と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。——千里眼の祖母、漫画家の母、そして何者でもないわたし。高度経済成長、バブル景気を経て平成の世に至る現代史を背景に、鳥取の旧家に生きる三代の女たち、そして彼女たちを取り巻く不思議な一族の姿を、比類ない筆致で鮮やかに描き上げた渾身の雄編。
ようこそ、ビューティフルワールドへ。(カバー折り返しより)

鳥取の旧家、赤朽葉家に輿入れした山の人の忘れ子、万葉。レディースとして中国地方を制覇した後大御所少女漫画家になった毛鞠。不思議な力もエピソードもないわたし、瞳子。瞳子が聞き取った家と祖母と母の物語を、現代史を交えながら語る作品。おおー読み応えあったー。語り始めるといろんなところが面白い作品だなあと思い返して感じる。
現代に生きる私たちは祖母や曽祖母の話を聞き取ると、それが非日常的な伝説のように感じられる感覚や、女の物語に男は時に華やかに、時に影となって語られる感覚が、わかるわかるって感じて面白い。
万葉、毛鞠、瞳子の他に、万葉の姑に当たるタツも、個性的な赤朽葉家の女の一人ですね。家という魔力が弱まっていくと同時に、女たちも少しずつ形を変えて、時代を象徴する一人になるのが読んでいて興味深かったです。
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開かせていただき光栄です―DILATED TO MEET YOU― (ハヤカワ文庫 JA ミ 6-4)
18世紀ロンドン。外科医ダニエルの解剖教室からあるはずのない屍体が発見された。四肢を切断された少年と顔を潰された男。戸惑うダニエルと弟子たちに治安判事は捜査協力を要請する。だが背後には詩人志望の少年の辿った恐るべき運命が……解剖学が最先端であり偏見にも晒された時代。そんな時代の落とし子たちが可笑しくも哀しい不可能犯罪に挑む、本格ミステリ大賞受賞作。前日譚を描く短篇「チャーリーの災難」と解剖ソングの楽譜を併録。解説/有栖川有栖 (裏表紙より)

これを書くまで「開く」じゃなく「聞く」だと勘違いしていた。解剖だから「開く」なんですね。
解剖教室から発見された屍体と、それを巡る謎。捜査する盲目の治安判事サー・ジョンやダニエルたちの視点と、殺されてしまった詩人の少年ネイサン・カレンの視点が交互に語られていく。偏見に満ちた時代のものを読むと、そうしたものが登場した瞬間にこれが鍵だなと思うようになってしまったんですが、それでも最後にはあっと驚かされました。
結局どういう話だったのかなと考えてみたんですが、うーん結局愛されたかった人のお話だったのかなあ。お金よりも仕事よりも、誰かがそばにいることを求めていた人たちがいたということなのかも。もっとちゃんと噛み砕けるんだと思うんですが、切ない読後感がまだ強くて、うまく考えられない……。いやしかしすごい作品でした。
っていうか続編があるのか! それは読まなければ。
烙印の紋章〈4〉竜よ、復讐の爪牙を振るえ (電撃文庫)
 兄の悲劇を知ったオルバは、その元凶である自軍の将軍・オーバリーへの復讐の念を新たにする。オルバが泣くのを目撃してしまったビリーナは接し方を思いあぐね、また帝都からは“皇太子ギル・メフィウス”の正体について疑念を持つイネーリが来訪する。
 ついに復讐へと動きはじめるオルバ。一方、ビリーナの故国・ガーベラへ隣国エンデの公子・エリック率いる軍勢が進発。開戦まで一刻を争う事態となっていた。オルバは“皇太子ギル”として、そして“オルバ自身”として決断を迫られるが——。(カバー折り返しより)

鬼のような引き方をされて「どうなるの!?」という第4巻。第1部完結なんですね。
ギルは偽物だと確信を持ちつつあるイネーリ。復讐心にとらわれてオルバとしての顔が出てしまっている状態で、オルバは彼女を挑発。さてどうなるというところで、復讐を果たしたオルバは失踪。ビリーナとだいぶと打ち解けてきたというのに、どうなるんだこれから……。
烙印の紋章〈3〉竜の翼に天は翳ろう (電撃文庫)
 帝都ソロンでの反乱を阻止しますます名声を高めたオルバは、皇帝により辺境のアプター砦へ赴くよう命じられる。そこはかつてビリーナの故国ガーベラに占領され、メフィウスへと返還されようとしている地だった。そしてその機を狙って隣国タウーリアが侵攻してくるという噂があった。
 元剣奴隷の近衛兵などわずかばかりの手勢を率い、ビリーナと共にアプターへと進発したオルバ。一方、ガーベラではエンデ公国との戦端が開かれようとしており、メフィウスの援軍を必要としていた。一触即発の状況の中、寡兵しか持たないオルバがふるう采配とは——!?(カバー折り返しより)

第三巻。皇帝よりアプター砦へ赴くよう命じられたオルバ。皇帝の心中はいまだわからず、だがオルバはギルとして砦に攻め入ってきたタウーリア領主バズガンと戦う。
身代わりがばれるか!? というひやひやは今回少なめ。2巻までで疎外されがちだったビリーナは今回から参戦で、とってもかっこよかったです。オルバとビリーナ、ふたりで協力していけるかと思った最後の最後で、イネーリお前! っていう引きで! しかもタウーリアの姫エスメナもオルバに接近中。どうなるのかどきどきします。
イネーリは怪しんでたけれどその発言に根拠はあるのかなあと木になるので続きを楽しみに読もうと思います。
封殺鬼―クダンノ如シ〈下〉 (ルルル文庫)
聖や弓生とともに怪異の根源である穂積関係の周辺事情を探る桐子。やがて彼女は穂積妙子に「寄生」しているものの正体が祟り神であり、このままでは妙子の生命力が喰らい尽くされるということを知る。桐子は祟り神を祓い落とすため、穂積逸人によって閉じ込められている塔から彼女を連れ出すことにした !ついにクライマックスを迎える神島桐子編。桐子と志郎の恋にもようやく決着が!?(裏表紙より)

妙子は魔性ではなく、禍つものに寄生されていることが判明。それを払い落とすために、神島、竹取が妙子を連れ出す。しかし妙子は自らの望みに逆らうことができず……。切なく喪失感のある結末でしたが、うん……好きな人のためにっていう思いがあったから妙子は桐子や清香と一緒に楽しい思い出を作れる時間ができたのではないかなとも思いました。多分妙子よりも早く本当の禍つものが動き出していたと思うので。
桐子と志郎もこれで決着! 釣り書きを持ってきたのはにやにやしました。よかったよかった。多分これからも前途多難なんだろうけど、二人でいるって決めたなら大丈夫だ。
そして案外かわいいぞ! と思ったのが朔と清香でした。志郎にライバル出現か!? とひやひやさせておきながら、一番身近な人に告白されて赤くなる朔がかわいいぞ! 清香は年下のおてんば従姉妹からかわいい恋人に昇格ですかね。よかったよかった。
封殺鬼―クダンノ如シ〈中〉 (ルルル文庫)
帝華女学院に潜む闇。その鍵を握ると思われる穂積妙子が、ついに桐子たちの前に姿を現した。しかし普通の少女にしか見えない彼女は、自分がなぜ魔性と呼ばれるのかを知らないという。桐子と清香が学院内で調査を続ける一方で、学院の外では弓生と聖が動いていた。それぞれが得た情報を重ねあわせた時、隠れていた真実が見えてくる——。桐子と清香、そして妙子の恋心にも要注目な第二弾!(裏表紙より)

魔性のものと思われた妙子は普通の少女。桐子が美しい火をまとって見えるといって憧れているらしい。そんな彼女は予知能力があり、赤い糸を吐いた。外界に触れると汚れる魔性とは何か?
っていう面とは別に、桐子の見合い話も進行中。そこで登場したる迦具也さん。この人が実は……ってだいたい想像ついてましたけど狙った通りに出てきてくれてきゃー! って思いました。次巻は志郎と迦具也の対決が見られるかな?
昭和の動乱を近くに、桐子や清香や妙子といった少女たちの恋模様を見ると、可愛らしくて切なくなる。この事件、どう決着がつくのかなあ。
あと上巻でも思ってたんですが、特にこの中巻。めっちゃめちゃ表紙が綺麗! こういう水色と紫の寒色系の表紙ってめずらしい気がします。
封殺鬼 クダンノ如シ 上 (ルルル文庫)
時は昭和初期。陰陽道の影の部分を受け継ぐ神島家の当主桐子は、見合い話から逃げるため東京の女学院に通うことに。しかし軍が絡んでいると見られるそこには、精神に変調を来す生徒が出るという穏やかでない噂が流れていた。自らが使役する二人の鬼、聖と弓生の協力を得ながら噂の真相を探る桐子。どうやら学院の敷地内の塔に潜む何者かが鍵を握っているようだった——。そして桐子の恋に進展!? 全三巻刊行開始!(裏表紙より)

16歳になった桐子。見合い話から逃れるため東京に長期滞在する理由がほしいと情報を集めていたところ、軍が絡んでいるという女学校の話を聞く。能力者の家系の娘ばかりを集めているという学校では、何かが封印されているようで。というわけで、女学校編です。東京の護り、竹取の一族も絡んできて、さてどうなるという上巻。
私、キャンパス文庫版の封殺鬼を読んでいないので、この後どうなるかまったく知らないんですが、それにしても桐子がかわいいぞ。最強おばあちゃんになるのかあ。志郎とも結婚するんだよなあ。どうなるんだろうと続きが楽しみです。
大統領の料理人 [DVD]
フランスの片田舎で料理人をしていたオルタンスは、ある日ミッテラン大統領の専属料理人に抜擢される。女性であることや自由な料理を作ることで他の男性料理人たちから嫉妬されるが、ついに大統領の信頼を得るようになる。

大統領の料理人として働いていたシーンと、その職を辞した後のシーンが交互に描かれます。料理の現場ってすごく閉鎖的で苦しいんだろうというイメージがあるんですが、女性で大統領の料理人ってやっぱり大変だったんだろうなあと。料理を作るのは楽しいって気持ちと、経費削減やら献立の見直し、人間関係のわずらわしさで、心と身体が引き裂かれるような思いをして疲れ果ててしまうのは「これが好きだ」というものを持っている人は誰でも経験することだろうし辛いことだと思う。好きなことを仕事にすることの辛い部分だなあ。
自分が料理人だと思って、何が大事なのかを見極めて行動するオルタンスはかっこいいし素敵だ。何のために料理を作っているのか見失わなかった彼女だからこそ、次へって思えたのかもしれないな。
7500 [DVD]
ロサンゼルス発東京行き、ビスタパシフィック航空7500便。一時的に乱気流に襲われた飛行機の中で、一人の男性が突然死亡する。これをきっかけに乗客の不安が広まり、機内はゆっくりとパニックに陥っていく。

飛行機で突然死でパニックってCoCかな? って思いながら見てました。
登場する人たちがだいたいみんな「もうちょっと落ち着けよ!」っていう人で、感情移入もできないまま話が進んでいく……。不思議な現象が起こっているには違いないんですが、命の危機が迫っているわけではないのに死んだ人間の荷物を漁るってどうなんだ。あんたたちに何の権限があるんだ。という感じであまり好きではない人物像。
びっくり現象は多かったけれど何かに襲われるっていうのはもうちょっと早めにしてもらってどきどきしたかったなあとか思ってたんですが、ラスト15分からどどどっと話がまとまっていくのは楽しかったです。
『ハル』DVD通常版
恋人のハルを失って引きこもるようになってしまったくるみを癒すため、ロボットであるキューイチはハルとなって彼女の自宅兼店で暮らすことに。くるみとハルの記憶を追いながら思い出を重ねていく二人。けれど本当は……。

京都が舞台のロボットと人間のお話。風景の美しさや小物の配置の具合とか、見ていて楽しかったなあ!
ハルとくるみの話はべたべたですが、すごく近未来的な世界だけれど街の風景にほっとしたり人々のつながりに安心したり。尺が足りてない気がしておや? と思うところもあったので、もう一時間くらい長い作品だったら解消されたのかな。
ボタンがすごく綺麗でいいモチーフだなと思いました。最初のばらばらっとボタンが落ちて毛糸玉が跳ねるカット、あれを見てあっと思ったので。
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Author:月子
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