読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
コレット・ダウリングの『シンデレラ・コンプレックス』が刊行され、話題をよんだのは一九八二年。すでに二十年以上になるが、その間、「白雪姫」「シンデレラ」「眠り姫」などのプリンセス・ストーリーは、ますます大量に生産され、消費されている。大量に消費されるからその影響力も絶大である。本書では、ディズニーのアニメを題材に、昔話にはどんな意味が隠されているかを読み解く。いつの間にか思い込まされている「男らしさ」「女らしさ」の呪縛から、男も女も自由になり、真の男女共同参画社会を目ざす。(裏表紙より)
2003年6月発行の本。本当にジェンダー学の入門書という感じで、学生たちがジェンダーについて考えるときの入り口になるような本だと思いました。読みやすい。
ディズニーの「白雪姫」「シンデレラ」「眠り姫」についてどのようなジェンダーが見られるかというのを解説……するよりも学生たちがどのような見方をしたかというアンケートが中心。アンケートを元に解説を少し加えているという印象。ディズニーは現在の作品を見るとジェンダー観の変遷がわかるので、この本を読み終わった後現在のものについても読みたいなあと思いました。
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