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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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妖精が見え画家でもある伯爵令嬢のフィオナは、無類の筋肉好きでちょっと変わった審美眼の持ち主。そんな彼女のまさに「理想の姿」を体現した青年ディオンにフィオナは出逢うのだが、彼の正体は実はパラルビオン国王で・・・・・・!? 互いに惹かれあい、王国の強い運命に導かれた2人は紆余曲折の末婚約する。しかし、大きな試練が待ち受けていて・・・!? 波瀾万丈! ファンタジーラブロマン第2弾!(Amazonより)

電子オリジナル。ケルト、ブリテンなど妖精の国や逸話を思わせる国を舞台に、その国では少し変わった美的感覚の持ち主であるフィオナと、容姿から忌み嫌われていた国王ディオンの恋と、妖精たちとの事件を描くファンタジー。第二巻です。
お互いに思い合う二人のいちゃいちゃ度がとてもいい……。またフィオナが前向きで、こうやって少し俯いてしまうヒーローを真っ直ぐな言葉で顔を上げさせるところ、めちゃくちゃ好きですね!
ディオンもフィオナに対して、早く正式に結婚して夫婦になりたいと思って葛藤しているところがとてもいいです。そうだよねえ、悶々しちゃうよねえ(にやにや)。
大事な決着は次巻に続く! なので次を読まなければ……。
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かつてカルト集団として批判された団体の敷地から子どもの白骨が発見された。
弁護士の法子は、遺体は自分の知る少女のものではないかと胸騒ぎを覚える。
三十年前の記憶の扉が開き、幼い日の友情と隠された罪があふれだす——。(帯より)

独自の理念を抱いて集団生活を送る団体「ミライの学校」。それに関わった人々と、隠された事件。教育学部で学んでいていまお子さんのいる辻村さんだから書ける作品だったように思います。
『クローバーナイト』が保育園問題、すなわち子どもの教育の光と影を描いたもので、この『琥珀の夏』は同じ問題を取り扱いながら当事者、子どもの視点に立つ内容。学校や集団に放り込まれた子どもたち自身が何を見て、感じて、心を揺らしているか。人と人とが関わる上での嫌な雰囲気を描き出すと本当に辻村さんはお上手で、思い出して心臓がぎゅっとしました。
大人になった子どもたちがいま、自分が親になって何が思うか。その葛藤と、「正解なんてない」というのは、『クローバーナイト』のときも思いましたが、辻村さんが描きたいものなんだろうなと思います。子育ても教育も、何がよくて悪いかなんて本当に誰にもわからないからなあ……。
最後の最後に最初のエピソードが活きてくるのが上手い。上手すぎる。うっかり涙が込み上げてしまった。上手く思いを言い表せない子ども同士だったからこそ、このときの触れ合いは三十年後になってもずっと強く心にあって、彼女を支え続けていたんだろうな……。
正直さと誠実さ、大人たちがミカに行った仕打ちについて考えだすと止まらなくなる。心に響くものを読んだなあ。
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まぶしい日射し、あふれる緑、静寂に満ちた、聖マルグリット学園——極東からの留学生・久城一弥と智恵の泉を持つ少女、ヴィクトリカは初めての夏休みを迎えた。大図書館で、庭園で、芝生で、謎を解き、世界を語る2人の距離は少しずつ近づいてゆく。やがて訪れる大きな嵐の予感すら、この輝きを曇らせはしないのだ——。
人気ミステリシリーズの名探偵コンビ、つかの間の安らかな日日を描いた外伝短編集。(裏表紙より)

4巻と5巻の間の話。久城とヴィクトリカの周囲の人々のエピソードと謎解きを描く短編集。
夏休み、二人で過ごすと決めた小さな謎解き「仔馬のパズル」。
地中海に行っているアブリルが遭遇した幽霊事件の話「花降る亡霊」。
隠された手紙と学園にいた過去の生徒の話「夏から遠ざかる列車」。
極東の島国にいる姉から届いた手紙に記された謎「怪人の夏」。
二人きりの夏休みに遭遇した事件「絵から出てきた娘」。
グレヴィールの初恋といまを描く「初恋」。
短いのにどれも魅力的で面白くて、さすがだなあとため息。
友情のお話もいいのですが、やはりロマンスの気配がする「怪人の夏」が好きだな。十年後本当に来てくれるんだろうなあ、なんて想像するとにやけてしまう。
そんな作品に対するかのように、叶わない恋を未だ抱えている警部とジャクリーヌのお話もよかったな。出てくる女性たちの多くは少女らしさを残しているけれど、彼女はずるい大人の女性なのが面白いなと思いました。
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激しい頭の痛みでメアリスが目を覚ますと、男がじっと見つめていた。初めて見るモーテルの部屋に、見知らぬ男。思い出そうとしても、ここ数時間の記憶が抜け落ちている。なぜこんな場所に来たのだろう。そして、マッケンジーの兄たちに似て、どこか危険の匂いがするこの男はいったい誰……?(マッケンジーの娘)。MIRAが誇る人気作家、L.ハワード、H.グレアム、P.ジョーダンによるクリスマス・ラブストーリー3点を収録。ファン必読の短編集。(裏表紙より)

調教師の女性ととある特殊部隊の男性の恋を描く「マッケンジーの娘」。
夫を亡くした女性と妻を亡くした資産家の男性の恋を描く「聖夜のウェディング・ベル」。
陥れられたコックの女性と会計士の男性の恋を描く「プディングの中は…」。
三つのお話が収録された短編、短編か? な文量の一冊。
「マッケンジーの娘」は巻末を見るとやっぱり大家族のシリーズものなんですね。家族チートがすごすぎてめっちゃ気になったんですけど、能力的にも立場的にも力のある男性が妻(ヒロイン)たちに敵わないシーンはめちゃくちゃ好きなので楽しかった。
「聖夜のウェディング・ベル」の子どもが関わる内容もよかったな。最後に息子のダニーの気持ちもしんみりした。クリスマスは家族で、という外国の価値観の象徴みたいだった。
「プディングの中は…」は、クリスマスプディングに仕返しを込めるんだけれど、というぎりぎりな行動がはらはらどきどきしました。ハロルドに直接的にやり返してほしかったんだけれど、そこが読めなかったのが残念。でもいま幸せそうで何より!
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ろくでなしの恋人に頼まれて運び屋めいた仕事をすることになったルーシー。だが仕事を完遂するはずが恋人は射殺され、マフィアと思しき男たちに拉致され、運んでいた荷物である謎めいた薬袋を腹部に詰め込まれるとさらに運ぶよう命じられる。だが袋の中の薬、人間の脳を目覚めされるそれを摂取したことにより覚醒し、人外の能力を得て自らの死を悟る。そのとき彼女が撮った行動は……。

めちゃくちゃかっこいい! 荒唐無稽だけれどすごくいい。こういう思い切り方、めちゃくちゃ好きだなあ。
底辺と称されるような暮らしをしている女性が、マフィアと薬物に関わったことで人外の能力を得て、人を操ったり自分の見た目すら変えたりなどしながら、すぐに訪れる死の前に何をするか。感情を失っていくルーシーが人類の使命めいたものを目的にして迎えた結末は、人間らしくないのにまごうことなく「人」のもので、ああなるほどなあと面白かった。
脇役たちも魅力的。警部も博士も、それぞれの良さがあって。特にノーマン博士のゆったりとした話し方や物腰が、この人は一生懸命に理解して飲み込もうとしている、立派な研究者なんだというのが伝わってよかった。
すごく好きな作品でした。面白かった。
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新興貴族ブーリン家の姉妹アンとメアリー。家族の策略によってヘンリー8世に近付き、寵愛を得ようとする姉妹だが、選ばれたのは妹のメアリーだった。自尊心を傷付けられたアンは別の貴族と結婚を強行するも、家族の怒りを受けてフランスへ送られる。だがメアリーの寵愛が薄れ、アンが呼び戻されるとあっという間に王の寵愛を受けるようになった。未来に続く因縁の、王と女たちの物語。

アン・ブーリンの名はよく聞きますが、この作品はどちらかというとメアリーにも視点を置いていて面白い。美しいけれど姉に比べて平凡なメアリーが、ブーリン家に生まれた不幸を見ていて感じました。ともすれば男性のように貪欲に頂点を目指すアンは、やはりブーリン家の人間という感じだから。
物語はコンパクトながらきっちりまとまっていて、思っていた以上に姉妹がギスギスしすぎていないのは見ていてちょっと安心。いやでも内心では嵐が吹き荒れていたでしょうけれど。同じ男性と関係を持つ姉妹って、現代の価値観的にあまり推奨されないと思いますけれど。
またこの作品、めちゃくちゃ服飾や建物が綺麗でなあ! 16世記イングランドはこういう感じねふむふむ。
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脳をスキャンして生前の記録を映像化するMRIスキャナーを用いて、数々の事件が解決されるようになった現代。しかし凶悪事件に関わる記憶を目の当たりにすることで、捜査官たちの精神は常に危うい状況にある。そんな警視庁の通称第九に配属された青木は、室長の薪と出会う。今回捜査するのは一家殺害の罪で死刑に処された男について。だが記憶を読み取ったところ、真犯人は現在行方不明である娘の絹子だとわかってしまう。だが捜査を進めるにつれて封印された過去の事件を暴くこととなり……。

原作は未読。原作作画の美麗さはさすがに表現できないので、映像をちょっとサイバーパンク風にしてみました、という印象。しかし出演者の顔がみんないいのはわかってるなと思いました笑
わかっていたはずなのに結構きついシーンが多く、捜査官が絡むもので精神に揺さぶりをかけてきて主人公側が後手後手に回る展開はだいぶメンタルにきます。
それだけに「美しい世界」のシーンは、ちょっとだけ救われました。この「ちょっとだけ」がいいんですよね……本当に美しい世界なんてどこにもないけれど、その一瞬、その刹那が尊い。
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人情に厚い、穏やかな人柄ながら剣の達人でもある坂崎磐音。幼馴染みの二人と江戸勤番を終えて故郷に戻った三人だが、とある策略にはめられた幼馴染みたちを失い、自らも結婚の約束をした奈緒を置いて脱藩。江戸にて浪人として暮らし始める。長谷の大家は困窮する磐音を見かねて、両替商・今津屋の用心棒の職を紹介するが、図らずも商人たちの争いと幕府が流通させた新しい貨幣をめぐる陰謀に関わることになった。

原作は未読。長期シリーズなので映画化? と思っていたんですが、思いがけず面白くてびっくりした。時代劇といってもライトな雰囲気で、穏やかな人柄で軽んじられがちだけれど剣の達人、礼儀正しく優しいのでみんなに好かれる、賢くて知恵を巡らせて窮地を救う、と完全に主人公体質な磐音が事件に立ち向かう。
旅立ちの理由も、幼馴染みたちが策略によって勘違いから人を殺し、その人物と策略を巡らせた人物を別の幼馴染みが殺し、それを磐音が討ち取らざるを得なかった、という、ほぼほぼ「村を焼かれた」なのも面白いなあ。
悲しみを抱えながら腐らずにいる磐音がまたいいんですよね。それを新しい恋が支えてくれたり。
最後に奈緒と、再会しつつ永遠の別れを告げるのも哀愁が漂っていてよかったな。
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テロ集団『深淵派』を裏切り、逃亡を続ける元錬金術師カルヴァス。自らの過去を探るため、故郷である大都市《カサネ》に足を踏み入れた彼は、どこか飄然とした「騒がせ屋」の青年・オドと出会う。彼に導かれるように《カサネ》の地下に広がる迷宮へと足を踏み入れたカルヴァスの前に現れたのは、「地下迷宮の番人」と名乗る少女だった……。栗原ちひろが描き出す幻想絵巻——第2幕がここに開演。(裏表紙より)

創造と破壊と虚構と芸術とが入り混じるファンタジー。無茶苦茶で混沌としていて極彩色でなのに陰鬱で、読んでいてだいぶ酩酊しました(褒めています)。
この世界はすべて神が描いた絵である。この世に存在する画家は世界を創った者をうつしたもの。そうした場所のとある街で、一人の人間の語る虚構がすべてを変化させてしまうという危機。壮大。壮大だけれど、登場人物は軽薄で壊れているし崇高なものは何もない、それがすごくいい。
この物語の先は何も見えない、でも何かを信じていたいような終わり方がよかったなあ。こういう作品が読めるのはすごいことだな、と思いました。
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〈椿屋敷〉と呼ばれる一軒家に住む香澄と柊一は、仲のいい新婚夫婦だ。しかし、二人はワケあって結婚した偽装夫婦でもある——。ある日、柊一の母・美幸が椿屋敷を訪ねてくる。柊一を自分の選んだ相手と見合いさせたがっていた美幸だが、香澄との結婚には一切の反対をしなかった。それには何か思惑があるのではと言う人もいて……。椿屋敷で嫁姑問題が勃発、か……!?
築六十余年の古屋敷が語る、ふんわりご近所事件簿(裏表紙より)

わけありの二人が利害の一致で夫婦になったけれど、一緒に暮らすうちにお互いに居心地のよさを感じ始めて……という二人の淡くもじれったい恋と、個性豊かなご近所の皆さんのちょっとした事件を解決したり、話を聞いたりするシリーズ第2巻。
読んでいてふわっと心地いいのは、香澄さんが毎日を細やかに丁寧に暮らしている感じがするからかなあ。ごはんを食べるって、ちゃんとした距離感や関係性ができていないと居心地が悪いものだと思うし。二人がお互いを尊重している空気が生活の描写のあちこちにあってすごくいいと思うんです。
柊一が宣戦布告したのが、そしてそれをわかっていないのがじれったくてきゃー! となってしまったので、早くちゃんとくっついてほしい!
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Author:月子
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