読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ウクライナのオペラハウスでテロ事件が発生、特殊部隊の一人であった名もなき男(主人公)は敵側に捕らえられ、秘密を守り抜くために持たされていた毒薬で自殺を図る。だがそれはこれから始まる作戦のための試験だった。合格した彼は第三次世界大戦を防ぐために未来からやってくる敵と戦うことになる。ミッションのキーワードは「TENET」。
公開中なので続きから。
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近衛騎士・フェリクスが新設された部隊の隊長に大抜擢!! 賑やかな旅路となった新婚旅行の余韻も残る中、突然告げられた辞令に戸惑いを隠せないアウローラ。その一方で、彼女にも隊員たちの衣装に施す刺繍の依頼が! フェリクスたちのために奮闘するアウローラだけど、無理を重ねたことで、フェリクスから刺繍禁止令を出されてしまって……!? 大人気シリーズ、完全書き下ろしの第7弾!!(裏表紙より)
フェリクスが近衛騎士隊の隊長に抜擢された。その意図は、魔術より古い起源を持つ『魔法』を用いる者たちの事件に対処すること。彼らを守るための刺繍を施すことになったアウローラは、少しでも強い刺繍を施すためにその手がかりがあるらしいフェリクスの実家があるアルゲンタムへやってきた。
終わり方を見るに前後編という感じですかね。アウローラは今回は刺繍するばかりでなく、刺繍する目的やその力の意図を自覚的に使おうとする。若夫婦の周りは大変賑やかなんですが事件も不穏さを増しており。この後どうなるんだろう。早く続きが読みたいよー!
近付く春。ローゼマインに下町組との別れを悲しんでいる暇はなかった。貴族院の一年生が終わり、やることはてんこ盛り。
ルッツと約束した本を増やすことはもちろん、春を寿ぐ宴ではエーレンフェストの政略として、ヴィルフリートとの婚約を発表。上位領地への対抗策を次々に繰り出す。
神官長との魔術具のインク作り、直轄地を魔力で満たす祈念式、ハルデンツェルでは図らずも古い儀式を蘇らせることに……。領地の発展を目指し、下町の大規模な整備まで実施する中、他領の暗躍も活発になっていく。
雪解けに祝福を! 領地に繁栄を! 春の訪れに華やぐビブリア・ファンタジー!
書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!(カバー折り返しより)
引き続きエーレンフェストでの話。婚約発表と春を呼ぶ儀式などの行事を経て、次なるお話への準備段階という印象。いろんな人があちこちで気づきを得たり、鍛えられたりしていて、貴族院の次の年度がとても楽しみ。
しかしこの巻、わりと平穏なので今後にやってくるであろう波が怖いな……。
「契約する。私に飼われなさい」「愛するようにお仕えしよう、お嬢様」絵画好きな伯爵令嬢リズは、叔父の雇った画廊臨時管理人ジョンに「あんたをくれ」と告げられる。しかし、それは愛や恋でなく、リズが持つ絵画に潜む悪魔を見抜く『至聖の目』が欲しいから。実は悪魔のジョンに、契約を迫られたリズが出した答えは-——自分が悪魔を飼うことだった!?
型破り令嬢と毒舌悪魔の絵画を巡るラブファンタジー!(裏表紙より)
妙なものが見えることに怯えられたことで実家から離れて育ったリズは、年頃になったので呼び戻され結婚相手を選ぶよう母に言われていた。しかしリズの興味は幼い頃の思い出と叔父の影響で絵画に向けられている。するといつもなら見えなくなっていたはずのおかしなものが叔父の画廊で見えるようになり、さらには謎の画廊臨時管理人の秘密も知ってしまい。
象徴と芸術についてのうんちくがたいへん楽しそうだなあ笑 という印象でした。絵画を読みとくシーンになるとリズの関心がぐっとそちらに向くせいかとたんに物語のテンポが変わる。
生きるのが不器用なヒロインが人外のものをめろめろにするのは糸森先生のフェチズムを強く感じます。謎解きはされるものの、リズとジョンの関係が駆け足にまとめられてしまっているのは次の巻でどうにかなるのかなあ。
久し振りに神殿へ帰還したローゼマインは神官長らと共に、神殿長としての仕事に明け暮れていた。奉納式や印刷業関連、数多くの面会、書類業務など、日々は慌ただしく過ぎていく。
季節は冬の終わりへ。ローゼマインの周辺は変化が止まらない。早くも一年生が終わろうとする貴族院では、全領地を集めたお茶会を開催する必要に迫られ、最終学年の領主候補生や側近が卒業式を迎える。領地の繁栄のため、自身の婚約話まで浮上。そして、何より懸案だった、下町の面々との別れが近づく……。
見果てぬ夢への「約束」を胸に、立ち止まってはいられないビブリア・ファンタジー!
書き下ろしSS×2本、椎名優描き下ろし「四コマ漫画」収録!(カバー折り返しより)
貴族院に行っている間に後回しになっていた事項の片付けの巻、と思っていたら最後の方に胸にくる話が待っていた。
そうかあ、ついに下町の面々とお別れか……。この世界の価値観だとそういつまでも近しくいられるわけがないと思っていたけれど。ルッツがちゃんと悲しんでくれて、トゥーリやベンノたちが何をするかちゃんと考えていてくれる、その違いにほっとしたし、これからも巡り巡ってローゼマインを助けてくれるって信じている。
いじめを「いざこざ」と言い張る学校、責任回避に専念する教育委員会、不可解な第三者委員会——無責任な大人たちが被害を加速させている。SNSの普及で深く潜り込み、巧妙化する現代のいじめに、私たちができることはなにか。6000件超の相談を無償で受けてきた探偵がもう一人も犠牲者を出さない、という決意のもとに、本気で対策を考える。(カバー折り返しより)
すごく興味深かった。2020年4月の本なので最近のいじめ問題(兵庫県の教諭間のいじめ問題とか)にも触れつつ、著者が接してきたいくつかの相談と、学校や教育委員会、第三者委員会の実態について書かれていて、そんなことになっているのか! と目を開かされる内容だった。
著者は「いじめ探偵」で、いじめ被害者に頼まれていじめの実態を調査し、関係者に聞き取りを行い、証拠を集め、被害者が望む対応がされるよう学校に求めるという仕事をする。隠蔽体質の学校や教師に憤ったことも数多かろう……と思わせる内容で、読んでいてすごくがっくりきた。なんらかの対策を講じている人物や学校のことにも触れているのでそれが救いだったかな……。
金星特急の旅から八年、横浜で経営するバーを人に任せ、当時お世話になった面々を訪ねる旅に出た錆丸。月氏の幕営地で無名の赤子と初めて顔を合わせ、北極圏の村で夏草の母の墓を建て、最後に辿り着いたグラナダで先行していた砂鉄とユースタス、さらに愛娘・桜と合流する。この旅は、七歳になった桜に母親である金星について教えるための旅でもあった。初めて父と離れ、世界を巡った桜は何を見たのか——? 大人気小説「金星特急」番外続篇集!!(裏表紙より)
世界を賭けた恋の果て、娘を連れ帰った錆丸。かつての仲間たちとの縁は切れないが、母親がいないことに悩み始めた桜のために彼女を旅に出した。表題作「花を追う旅」。
大きくなった桜にパパ&おじさんたちがお節介する「武力とお菓子」。
桜が能力を秘めていることが予感される、続編への布石「柔らかい繭」。
どれも変わらずキャラクターが生き生きしていて、旅の終わりと新しい始まりを感じさせる番外編、とても楽しかった。
特にユースタスと砂鉄の手作り結婚式が見られて感無量。誓いの言葉も二人らしくてにやにやしました。挿絵がいい仕事をしていた。
続編がますます楽しみになりました。
「なら、あんたの娘でいい」
父親の借金のせいで、大地主一族の屋敷の使用人になった十二歳の少女、アマル。自由も、教師になる夢も、すべてうばわれた。
「こんな世の中、おかしい。あきらめたら、なにも変わらない」
自由をその手でつかみとるため、アマルの反撃がはじまる————
これは、現代のパキスタンの話。これがジェンダー(社会的性別)の現実。(カバー折り返しより)
パキスタン系アメリカ人の作者が書いた、パキスタンの少女の物語。
この国では、長女は家族のために働く。男の子の方が優遇され、優先的に教育を受けさせてもらえる。だから識字率は高くない。一部の裕福な権力者によって支配され、不正がまかり通るところ。
その中でも夢を持ち、賢く生きようとするアマルが理不尽さの果てに噴出した怒りのせいで、権力者の怒りを買い、身売り同然で使用人になるんですが、よくできた彼女は運を掴みなんとか己を保つ。あんまり長くないお話なので辛い展開は長引かないんですが、世界は変わるという希望を描きつつも、なんというか、彼女のような人々が本当の意味で自由を手にできるのはいつだろうなと思いを馳せて、少し苦しかった。
人口急減やウルトラ高齢化、超成熟市場、情報過多などで、新規顧客獲得がどんどん困難になっているこの時代。生活者の消費行動を促すためには「ファンベース」が絶対に必要だ。それは、ファンを大切にし、ファンをベースにして中長期的に売上や価値を上げていく考え方であり、その重要性と効果的な運用の方法を、豊富なデータや事例を挙げて具体的に紹介する。『明日のプランニング』に続く、さとなおの最新マーケティングの必読書。(Amazonより)
自分がこれからどういうスタンスでいけばいいのか考えさせられる本だった。
実際の企業がどうこうというのは多少のさわりがあるのかなるべく伏せられてはいるものの、成功した企業のことが書かれていて、どういうことをやってきたのかというところを踏まえた上でこんなことをやってみてはどうだろう? と提案する本だった。
そうなんだよなあ。ご新規さんを呼び込みたいけれどコアなファンがいるから支えられているところがいっぱいあるよなあ。その人たちをいかに離れさせることなくファンでい続けてもらうかっていうのは一番大事で難しい命題だと思う。