忍者ブログ
読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
[1936]  [1935]  [1934]  [1933]  [1932]  [1931]  [1930]  [1929]  [1928]  [1927]  [1926
奇談蒐集家 (創元推理文庫)
自ら体験した不可思議な話、求む。高額報酬進呈。ただし審査あり。——新聞の募集広告を目にして酒場を訪れた客は、奇談蒐集家を名乗る男と美貌の助手に、怪奇と謎に満ちた体験談を披露する。鏡に宿る美しい姫君との恋、運命を予見できる魔術師との出会い……。しかし、不可思議な謎は、助手によって見事なまでに解き明かされてしまう。安楽椅子探偵の推理が冴える、連作短編集。(裏表紙より)

「自分の影に刺された男」「古道具屋の姫君」「不器用な魔術師」「水色の魔人」「冬薔薇の館」「金眼銀眼邪眼」「すべては奇談のために」の七つの短編が連作になっています。
奇談、と呼ばれるような不思議な話をしたら、男とその助手に真相を解き明かされる、という流れなのですが、語り手が違うとこうも、文体から見るものから印象から違うものになるのだなあ、というのがよくわかって勉強になりました。
謎自体は読んでいて結構簡単に解けるのですが、最後の最後、「すべては奇談のために」で謎が解けてすっきり、という気持ちをひっくり返されるのが意外で、えーって思ったんですけど、なんというか、オチと一緒に、そういう不思議があってもいいかなあ、なんて思いながら読み終わりました。
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
Profile
Author:月子
読んだものやら見たものやらの記録
Search
Calender
10 2024/11 12
S M T W T F S
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
Archive
Shopping
Analyzer
Counter
忍者ブログ [PR]