読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
12歳のゴーディ、クリス、テディ、バーンの四人は、それぞれに問題や歪みを抱えながらも、いつも一緒に遊んでいた。ある日、行方不明になっていた同級生の少年ブラワーの死体を見つけたというバーンの兄たちの会話から、「死体を見つければ英雄になれる」と考えた四人は、死体が置かれている場所に向けて線路沿いを歩く旅を始める。
家庭環境に問題を抱え、心に傷を持ち、それでも12歳のあの時四人で一緒に冒険をした、という過去を、大人になって作家になったゴーディが回想する。
少年時代、言い合いをしては殴り合いをして喧嘩をしても四人でいた不思議とか、口汚いところとか、年上の不良たちにやられてしまうとか、見ているとこう言いようのない閉塞感と一瞬のきらめきみたいなものを覚えて、苦しい。そしてクリスがこの街を脱出したはずなのに、最後に死んでしまったのが悲しくてやりきれない。取り戻せないものがたくさんあるなあ……。
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