読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
年が明け——カシュヴァーンはアリシアの誕生日のために、図書館創設を進行中! 最近の暴君夫は愛妻の薬指に興味津々だったり、愛妻が大好きな幻の奇書『雨悪』の作者を屋敷に招待しようと目論んだりと、とにかく騒々しい有様。そこに究極の邪摩者……怪物・ゼオルディスが現れた! 自由気儘な逗留はカシュヴァーンを苛立たせ、アリシアに入れ知恵まで……。悪夢のような日々はある日”悪食大公”ガーゼット侯爵の異彩かつ奇妙な訪れにより、無事落着したかに思えたが——!? 曲者だらけ、夫婦の『特別』な第7弾!!(裏表紙より)
大きな事件が起こるわけではないのですが、段々と事態が動いているらしいのが感じられる第7巻でした。カシュヴァーンの妻へのめろめろっぷりが加速している上に、アリシアも特別な思いに気付いて「おなか痛い」になっているのににやにやします。
ゼオルディスやその周辺の素性については謎のままですが、カシュヴァーンたちの今後の方針が決まりつつあったり、ディネロがちょっと微妙な感じだったり、不穏な気配が漂う。そのなかで、ガーゼット侯爵は癒しでした(本気) あんなちょっと変わり者の上品で素敵なおじさまいないよ!
死神姫シリーズって、実は色んな人が色んな闇を抱えて、実はかなり深刻なのに、その深刻にどっぷり浸からずにいるのが面白いよなあ! と思います。どんな風にみんなが未来を目指していくのか楽しみです。
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