読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
能登の事件を解決し、東京への帰路についた一行は、道に迷ってひょんなことから山に囲まれたダム湖にたどり着いてしまう。「オフィスは戻り次第、閉鎖する」ナルの突然のSPR閉鎖宣言に戸惑う麻衣たちは、急遽、湖近くのバンガローに滞在することに。そこへ舞い込んだ、廃校になった小学校の調査依頼。幽霊が出るという校舎には恐るべき罠が仕掛けられていた――。すべての謎が明らかにされる最終巻。驚愕の真実とは!(裏表紙より)
うおおお!? な真相と、やっぱり……な真相と、ほろりしんみりとした各々の繋がりが見られたシリーズ最終巻。
タイミングがなくてこのシリーズは読んでいなかったのですが、リライトそして文庫版が出たのをきっかけに読みましたが、面白すぎてページをめくる手が止まらなかった。
麻衣が見る夢のナル、あまりに性格が違いすぎて本人じゃないんだろうと思っていたんですが、その正体が決して安易な設定じゃなく心霊や超常現象をテーマにした本作の内容に即したもので、ただただ脱帽。
学校に始まり学校に終わったシリーズで、麻衣の成長が著しく見られたのもこの第七巻。麻衣らしい、普通の人の感性で霊に寄り添って浄霊する展開、なんだかよくわからない涙がいっぱい出てしまった。そして渋谷サイキックリサーチに集った個性的な面々に告げる正直な気持ちや、ナルへの叱責、ああもう大人になったんだなあと思って嬉しく見守りました。
今後も続きそうだけれど、一応は出たけれどシリーズ中断なんですよね。何らかの形で読みたい。本当に面白かった。
PR