読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ある願いを叶えるため、生き神・明神帝の<白羽姫>になった未雲。いざ謁見と思った次の瞬間、五年前に姿を消した幼なじみ――今や“鬼"の集団<朱天童子>の頭領となった伐叉羅が現れた!! 鬼の存在を認めない朝廷はこの乱入に騒然となるが、帝は二人に興味を持ちはじめ……って、え? 私たちが夫婦の契りを交わした仲ってどういうこと!? 鬼と人、かりそめ夫婦の退魔物語がいま始まる!(Amazonより)
和風ファンタジー。生き神が帝としてこの世を治め、巫女である白羽姫がそれを支えるという世界で、力尽くでその座を射止めた少女と、異貌と高い身体能力を持つ鬼として生まれた少年が恋にもだもだしつつ、溢れ出した魔物を退治する。
ともすればめちゃくちゃ深刻になる設定だけれど、未雲のしなやかな強さとそれを支える伐叉羅の揺るぎなさ、二人が合わさると爽やかな風が吹いているようで安心して読めました。世界を変えたい未雲だけれど、彼女たちは堅実にやるべきことをやっていればいつの間にか周りが変わっているような、誠実な心根の持ち主なので、あまり気負わずに頑張ればいいと思う!
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