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ミステリオの策略により全世界に正体が明かされてしまったスパイダーマンことピーター・パーカー。常に世間の目に追われ、その影響は家族や恋人や親友にも及ぶ。彼らを助けたい一心でアベンジャーズの仲間ドクター・ストレンジを頼るも、発動しなかったはずの魔法が原因でマルチバースから「スパイダーマンの正体を知る」ヴィランたちが集まってしまい……。
公開中なので続きから。ネタバレあります。
公開中なので続きから。ネタバレあります。
もうすっごくすっごくよかった! 後半ずっとぽろぽろ泣いていた。
今回はマルチバースがテーマ。つまり複数の、しかも旧作で主演が違うスパイダーマンからヴィランが大集合するお話。しかも常々仲間たち(というかアイアンマン)から「子どもだ」と心配されていたピーターの短慮が原因で。
「大いなる力には大いなる責任が伴う」。この覚悟を決めるためのお話であり、「帰る場所がない」彼らが戻るまでのお話なんです。この帰る場所がないのはピーターだけでなく、マルチバースからやってきたヴィランたちもそう。元の世界に戻れば彼らはヴィランとして運命を終えるわけなので。
しかし今代スパイダーマンのピーターは彼らを救おうとし、最大の悲しみに遭遇するのですが……ここからの展開が熱かった。泣いた。深い悲しみと後悔を経験した「彼ら」が、自分と同じ思いをしてほしくないと救いの手を差し伸べてくれるんです。それがもう、なんかもう、感無量で。彼らも彼らで帰る場所がないけれど、この作品で悲しみと後悔をやっと払拭できた。MJを助けた彼のシーンで号泣。手が、手が届いたんだよぉおお……!(嗚咽)そしてヴィランたちもまた、パラレルではあるだろうけれど最終的に救われるのです。
今代スパイダーマンが「親愛なる隣人」であろうと決意し行動を始めたところで幕。
本当によかった……本当に、よかった……。みんながネタバレしなかった理由がわかったし、これはちゃんと見て、ああそういうことだったんだと思ってほしい。「スパイダーマン」の映画が別キャストで存在することに「うーん?」と思っている人にはすっきりするかもしれません。
間違いなく現時点で今年ナンバーワンの作品だと思いました。最高でした。
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