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「俺は、多分、なんだって、視える」
「僕は、大体のものは、つくれますから」
皮肉屋の青年・叶義は幼い頃、あやかしの神隠しに遭って以来、いかなるものも"視えないものはない"という。
妖しい美貌を持つ飴細工師・牡丹はその手で"つくれないものはない"という――。
二人の青年が営むは、世にも不思議な妖怪飴屋。奇妙な縁に惹かれた彼らは、祭り囃子の響く神社で今宵も妖怪飴をつくりだす。
人と寄り添うあやかしの、形なき姿を象るために。あやしうつくし、あやかし飴屋の神隠し。(Amazonより)

妖怪飴屋を営む叶義と牡丹。謎めいた容貌の牡丹だが、彼を美しいと思える人間にはあやかしが近くにいるという不思議な特性を発揮する。そして叶義もまた、かつてあやかしとの接点を持ち、あるあやかしを探し続けていた。
少しだけ人生が壊れてしまった二人の青年の結びつきが儚くて、切なくて。面倒を見ていたはずの牡丹が、実は根っこの部分で叶義を支えているという関係性はコンビものとして最高の関係性だと思います!!!
あやかしが絡むエピソードはちょっとひりつくものがあって好きです。蜜香の話に絡めた叶義の「持つ者と持たざる者」の視点は、紅玉さんが描く作品だなあという雰囲気があって、やっぱり好きだ。
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Author:月子
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