読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
伯爵令嬢フェリアは、悪逆非道の“悪役令嬢”だと事実無根の噂を立てられた上、それを信じ切った婚約者に婚約破棄を突きつけられてしまう。そんな彼女が紹介された新たな結婚相手は、“熱血騎士”と有名な騎士隊長ヴィル。「フェリアはオレの! 最高の妻です! 決して悪役令嬢などではありません!」何事にも全力で予想外の行動続きな彼に、ときめきが止まらないフェリア。夫婦として距離を縮めていくさなか、元婚約者が不審な動きを見せ始め——!?(裏表紙より)
声がでかい、身体がでかい、あんまり空気が読めない、女性との接し方が下手、とご令嬢方の結婚相手として望まれてこなかった熱血騎士のヴィル、そんな彼に助けられてしまったことで恋をしてしまったフェリア。フェリアは昨今流行の小説があまりにも現実に近しいことを書いてあるせいで、作品に登場する「悪役令嬢」のモデルで同じことをしているのだと思い込まれていた。
だいぶフェリアがかわいそう……小説のモデルっぽいから悪役令嬢と同じことをしているんだと思う周りの人間の浅はかさよ。でも作品を書かない人だとこういう感じの思考になる人も多いんだろうなあ。そんなわけで元婚約者を含め、考えや言動に問題のある人ばかりに囲まれているヒロインとヒーローです。
ヴィルの熱血騎士ぶりが不器用すぎて笑ってしまう。初夜のあれはどうなのかと思いながら、ヴィルらしくて笑っちゃった。置き去りにされたフェリアは複雑だっただろうけど、ヴィルの一生懸命さが伝わったエピソードだと思います。
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