読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
小犬の姿をした八百万の神・モノクロと暮らす大学生の美綾。読んだばかりの『将門記』の話をモノクロにしていると「その時代を見たくはないか」。気がつくと美綾の意識は10世紀へ飛び、そこに若き武者、将門が現れる!彼の護衛を務めるユカラの体に閉じこめられた美綾は、彼女の将門への想いを知る。やがて“えやみ”と呼ばれる邪悪な呪術が絡んだ争いが起き、ユカラは「山の民」である狼たちと共に将門を守るため戦へ向かう……。(裏表紙より)
パピヨン姿の神様と暮らす大学生の美綾。日本民俗学研究会がちょっとずつ面白くなってきたこともあって『将門記』を読み、興味が出たと告げたことがきっかけで、当時の様子を覗き見ることに……。
現代の話がほとんど関係なくなっている第三巻。内容はほとんど、平将門となる人物の若かりし頃を、蝦夷一族の少女ユカラとともに旅をしながら覗き見る話。
視点が現代人の美綾なんですが、ユカラが主人公の単独の話でも面白く読めたんじゃないかなあ。最後が悲しいのも含めて……。
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