読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
空気の読めないレダだったが、その不思議な魅力にひかれかかっていたアリシティ。しかし、ある出来事をきっかけに、決別してしまう。再び結婚相手を探す旅に出たアリシティの前に次々と魅力的な男性が現れるが……。“ちょっぴりツンデレ女子”の異世界婚活ファンタジー、完結!(裏表紙より)
仕方がないと結婚した相手が不審な死を遂げたかと思ったら、牢獄にて貴人を間接的に助けることとなり、問題のある貴人との結婚で手を打つつもりが敵対する神のしもべで、ついには離宮に囚われていた皇子と対面し、異国の地をも踏むこととなる、やっぱりただではいかない婚活。神話も絡んで、もう大河。もう大変。
神の本体と、鋳型と、体内に宿した者とが入り混じってものすごく大変な下巻でしたが、最終的にそのオチに至ったのはこういうことなんだよなと思います。本体は本体と、鋳型は鋳型と、そして宿した者は……という。アリシティは「嘘」と言っていましたが、予言ももしかしなくてもこれかな? 穿ち過ぎ?
上巻で、全然容姿について描写されず、何を喋ったのかも書かれず、しかし妙に息の合った戦いぶりを見せた例の人がすごく気になっていましたが、ああこういうことだったのね! というラストがとても好みでした。
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