読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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第六軍将軍である下級貴族のレオは、史上最悪の暴君と名高い王の命令で妻を迎えることになる。
花嫁のリーフェは没落王朝の血を引き、化け物のように醜いらしく、いろいろ良くない噂がある人物。
ところが、結婚当日に顔を合わせた彼女は儚げな美貌の女性で、家の束縛から解放されたことを喜ぶ可愛らしい人だった。
望まず夫婦になった二人は次第に心を通わせていくが――。
末端将軍といわくつき花嫁の政略結婚ラブファンタジー。(裏表紙より)
暴君の治世下で下級貴族ながら将軍になったレオ。他の軍から仕事を押しつけられ見下される第六軍は曲者揃いだがなんとかうまくやっていた……が、続く王の命令は前王朝の血を引く花嫁を迎えろというもの。王命に逆らうことができずに迎えた花嫁は噂に反して美しく、食べ物や服、この世界の様々な自由を味わうことを喜ぶ不思議な少女だった。
とても可愛らしいラブロマンス。苦労人の将軍と自由を知る花嫁という、幸せにならないと許さないぞという二人。
もういちいちリーフェが可愛い。ごはんに目を輝かせたり、毎日帰ってきたレオに今日あった出来事を話したくてうずうずしていたり、楽しい! って気持ちが見えるようでにこにこしてしまう。
ヴィムお兄様がとってもいい性格をしていて好き。アルデルトのエピソードはやっぱりねという王道ですが、きたきたきたー! と大いに盛り上がりました。
しかし番外編のアルデルトの似顔絵のエピソードは笑った。可愛い。幸せになってほしい。
ほっこりと温かい気持ちになれる作品でした。楽しかったです。
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