読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
リィ・シェラ・ルウの三人組「よろず困りごと解決」課外活動に新たな依頼が入った。隠し子騒動にパトロン疑惑という学内ではショッキングな内容である。しかも持ちこんだのは彼らにとってある意味「仲間」ともいえる二人——ヴァンツァーとレティシア。違和感ありまくりの状況に、かの三人組も固まった。さらに両親の就任式に感銘を受けた様子のライジャが「女体に慣れる修練」とかの誤解されまくりな爆弾発言を次々と言い出し、追い打ちをかけた(もちろん、ライジャ自身は至極真面目に発言しているのだが)。どうやら学校はどこもかしこも異常事態の大賑わいが大盤振る舞いで……?
学校生活を満喫する(?)充実の第5巻。(裏表紙より)
今回は天使たち側、ヴァンツァーのお話。クラッシュ・ブレイズシリーズの『ファロットの休日』が初出のビアンカ、ブリジット母娘が登場。事件に巻き込まれてしまう。
ヴァンツァーはだいぶと変わったなあ。大事な人ができて、楽しいと感じてくれているようでほっとしました。
お話は、いじめられているらしいというレティシアの依頼と、乳児を抱えた中年女性(ブリジット)に対してまったく愛嬌を見せないはずのヴァンツァーが笑顔を見せて楽しそうにしていることから事件発生。「永久凍土の貴公子」とあだ名されている彼なのに、あの女性は誰なの!? と男女問わず大騒ぎになったことから、ブリジットとビアンカがどうやら狙われるようになったらしく……? という。レティシア側のお話は導入でほとんどヴァンツァーの話なんですが、ふたりとも、それぞれにしたいことができていてよかったなあと見守る側として思うのでした。
PR