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文車日記―私の古典散歩 (新潮文庫)
こんなにも身近なところに、古典の世界が息づいている。私たちの人生そのままに、かつて、生きて戦い愛した人々がいる。——「古事記」「萬葉集」から若山牧水まで、民族の遺産として私たちに残されたおびただしい古典の中から、著者が長年いつくしんできた作品の数々を、女性ならではのこまやかな眼と、平明な文章で紹介し、味わい深い古典の世界へと招待してくれる名エッセイ集。(裏表紙より)

友人の好きな本と聞いて、読んでみようと思って積んでいた。
古典が好きになりそう! という一冊でした。どうしても、古典は現代と文章が違うことで苦手意識を持っていて、実際苦手で全然読めないのだけれど、でもこうしてどう読んだのかというのを知るのはとても楽しい。こうしてみると、古典作品に取り扱われている恋愛って、とても人間性が現れるものなのだなあ。
「万葉集」のものが一番好きです、なんだか。冒頭から額田女王の話できゅんとしました。磐之媛の話も好きだ。
古典の勉強が一段落したら、読んでみるのにいいかもしれない。
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