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卵と小麦粉それからマドレーヌ (ピュアフル文庫)
中学に入学したばかりの菜穂は、「もう子どもじゃないって思ったときって、いつだった?」と話しかけてきた亜矢と仲良くなる。彼女と一緒に図書室に通いつめるなどして学校生活を送る菜穂。しかし、13歳の誕生日にママが「爆弾発言」をしたことで、状況は一変した。ママとは強い絆で結ばれていると思ってたのに……。注目度急上昇の作家・石井睦美の心温まる一作、ついに文庫化!〈解説・今江祥智〉(裏表紙より)

これ、すごくときめいた。いい女の子。いい少女予備軍。
私の少女の定義は少し薄暗いところなので、まだ少し純粋な菜穂はまだ女の子。対して亜矢は少女。そういうイメージで読みました。
中学云々からいじめの物語かなあと思っていたのですが、そんなことはなくて、女の子のための物語。親の理不尽に振り回されるという薄暗さも存在せず、先生の存在も、クラスの存在もほとんどなく、成長に焦点が当たっている。伸びやかな、心の成長が見て取れる。光のある方を見つめている、菜穂や亜矢やママの存在が、とても物語を温かく優しい雰囲気している。そんな印象でした。
ラストの先生との話がとてもいい。ガラスの靴じゃだめなのね、という先生も、本当に少女だ。
すごくすごく好きでした。優しい成長物語がお好きな方におすすめです。
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