読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
少年が開いた扉は、何故だかアクセサリー店へと繋がっていた。来た道を思い出せない少年の前に現れたのは、無神経で無愛想、おまけに生活能力ゼロの店主。その傍らには、喋る狼が!? 訪れる客も、風変りな者ばかり。店主に店の所在地を訊ねても、飄飄とした的外れな答えしか得られない。「迷子、おまえがどこから来たのか当ててやろう」……すべてが不合理な中、奇妙なゲームが始まった!(裏表紙より)
おそらく現代日本から来たと思われる少年が、複数の異世界の国から訪問者を受け入れる謎めいたアクセサリー店で自らの帰る場所を探す話。なんですが全然話が終わっていないので、いろんな世界のいろんな人の事情を楽しむ一冊となっています。
巨人の国からやってきた人物の依頼、追われているという人物の依頼、機械の国からやってきた依頼、物作りを生業とする少女の依頼、などなど、文化や仕事が全然異なる世界からの訪問者たちが「アクセサリーを作ってほしい」と依頼し、それに不思議な店主シオンが答える。ページ数が多ければライト文芸にカテゴライズされそうな作品。
話が始まっているようで始まっていないし終わってもいないので、少々消化不良です。メイは帰ることができたのかなあ。
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