読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ついに全国制覇を果たした「ニュー・ディレクションズ!」。主要なメンバーが卒業してそれぞれの道を歩み、下級生たちは新しくなったグリークラブで連覇を目指す。肥満を恐れるマーリーや、パックの異母弟のジェイク、口が悪いチアリーダーのキティ、アメフト部の踊れる選手ライダーなど新メンバーが加入するが、地区大会で事件が……。
レイチェルは大学に進学して初舞台を目指し、カートもそれを追ってニューヨークへ。フィンは軍を辞めてグリークラブの副顧問的な立場になったりと、卒業後のメンバーもちょこちょこ絡むシーズン4。
新メンバーのパンチはそれまで3期と比べるとだいぶと弱いですが、歌唱力は抜群に安定しています。みんな絶妙にうまいんですが、それでも「私がセンターよ!」という勢いはなくて、これもまた時流かなあと思ったりも。それでも女子メインを張ることになるマーリーの作詞作曲能力や、ユニークの素晴らしい歌声は、ニュー・ディレクションズ!の連覇を期待させるなあ。
社会的な問題として扱っているのは、夢を追うことだったりトランスジェンダーや同性愛だったりSNSだったりするんですが、一番衝撃だったのは第18話。「Shooting Star 最後に伝える言葉」で扱われた銃の発砲、もし学校に銃を持った人間がやってきたらという問題です。
それまである程度柔らかで優しい話が続いていたので、ここにきてかなりハードできつい展開になってびっくりしたし、銃社会の恐ろしさや問題を突きつけられた気がして息が止まりました。偶然音楽室にいたために立てこもった生徒たち、そこに居合わせたシュー先生やビースト先生。一人学外に避難できたティナ。トイレに行ったところに発砲を受けて個室に立てこもるブリトニー。事件に遭遇した人間の、それぞれの立場(恐怖の現場にいること、仲間が外/内にいることなど)や傷が描かれて、これはすごいエピソードだった。
レイチェルは「ファニー・ガール」の主演を掴むことができるのか。新たなメンバーを加えたグリークラブは連覇を達成できるのか。他のメンバーの未来は。次シーズンはフィン役の俳優さんが亡くなっておられるので、また見るのが辛い予感がしますが、最後まで見届けたい。
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