読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
2007年11月、人気作家を再びガンが襲った。痛みに眠れぬ夜を過ごし、築地を見おろしてグルメを考察し、死を思い、生をふり返る日々。もっと、もっと書こう。一行でも多く——告知から手術、退院までをかろやかに綴って、毎日を生きる勇気にあふれるエッセイ25篇。(裏表紙より)
2008年8月の発行。書き下ろし。胆管癌かと思いきや膵臓癌。膵臓癌は再発の可能性が高いそうで、中島さんは2009年5月に膵臓癌で亡くなります。
入院生活から、食事のことから思い出話から。つれづれと書いていたかと思えば、いつも話題は「死について」に戻ってくる。これが自分がどう生きたか、どう死ぬのかを考えるってことなのかなあ、などと読んで思いました。
最後に再発したことに触れているんですが、「小説のなかとはいえひとの生死と運命を弄んでいるので、「それが自分の番になっても、文句は言えない」みたいなところも〜」という部分を読んでどきっとしました。
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