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あやかしたちと遊ぶ、ジャパネスク・ファンタジー
南都。京の都のごとく栄えるこの都市に、遥か異国の血を引く青年妖術師・天竺ムスルがいた。
緑色の瞳を持ち、喋る紅い鳥を友とする彼には、表の仕事である金貸し以外にもうひとつ裏の顔がある。不思議な力を秘めた彼のもとには、あやかしに関わる刀剣をはじめ、物騒な事物が次々と舞い込んでくるのだ。
ムスルの構えた通称『天竺屋敷』に奉公に来た少女・葉月は、仕え女として働くうちに、彼とともにあやかしと関わってゆくことになり――。(裏表紙より)
足利将軍の時代、興福寺の食客であり金貸しである天竺ムスル。武士の娘である葉月は、借金を減らしてもらいたい父親によって、ムスルの元で働くことになる。
あらすじにみられるようなお店もの(事件や謎が主人公たちの元に持ち込まれる)という要素は少ない? ような気がします。この時代においての異国(唐国やペルシア、さらにヨーロッパ)への少しの恐れと憧れみたいなものを強く感じました。なんだかちょっと不思議な印象の話だったなあ。
ムスルと葉月が結局どうなるのかは第一話でざっくり語られるので、その過程をもうちょっと見たかったかもしれません。
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