読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
没落寸前の男爵家の令嬢アリスは、今日も最先端の流行に身を包み、ロンドンのパーティーにいた。だが長身と強すぎる眼差しのせいで、アリスは社交界で「パンサー(女豹)」と笑われていたのだ。結婚を諦めたアリスは婦人服のデザインコンテストで受賞し、オートクチュールの本場パリへと旅立つ。しかし、デザイナー志望の彼女に与えられたのは、マヌカンと呼ばれるモデルの仕事だった!(Amazonより)
舞台は19世紀半ばくらい? 貴族が力をなくしていく時代。男爵令嬢のアリスは恵まれた長身と強い眼差しのせいで結婚が決まらなかった。結婚を諦め、オートクチュールの本場パリへデザインを学びに旅立つが、慣れない異国の地で、天才デザイナーの奔放な言動や、彼の店の売り子たちに翻弄される日々で。
「時代が変わる」ことをファッションで描く作品というのはとても珍しいように思いました。隠れ過ぎた名作だと思うなあこれ。
小柄で愛らしく庇護欲をそそるような女性たちの中、アリスの長身とがっしりした体格は異端そのもの。案の定周りの評価は冷ややかだけれど、未来を見据える天才であるリュカはアリスを女神と呼んで次々に試す。
強気なアリスと言動の真意が掴みにくいリュカ、二人のすれ違いがもだもだするー! 二人とも根本的に不器用なんですよね。可愛い。
人に、特に男性に頼れないアリスが踏ん張って踏ん張って、ぐっと前を向く、恋愛に頼りきらないストーリーがすごく楽しかったです。
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