読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
1968年ペンシルベニア。いじめられっ子のステラたちは、自分たちをいじめるトミーに悪戯を用いてやり返すも、探索していた幽霊屋敷で追いつかれ、閉じ込められてしまう。その隠し部屋には多数の怪談本があり、持ち主であるサラは屋敷の持ち主であった街の有力者ベローズ家にまつわる曰く付きの人物だった。彼女の本を持って帰ってきたステラだが、その本が一人でに物語を記述し始めたことで、様々な惨劇が起こり……。
怖い本が勝手に綴る物語、それが現実となって次々に人を襲い、殺していく。いい、とてもいいよそういうホラー!
時代設定が古いのが何故なんだろうと思っていたんですが、真相に納得。そういう時代だからこそ説得力のある真実だなあと思ったのでした。時代の雰囲気から逸脱するような、ちょっと浮いたステラたち。本による呪いを語る彼女たちが最初どうも滑稽で、周りが「まーた言ってら……」みたいな態度を取ってしまう痛々しさもホラーのエッセンスですね。信じてもらえないっていう軽い絶望から悲劇が加速するんですよ。
呪いの源と対峙するステラが語りかける内容が絶妙で「くううう」と唸りました。
面白かった!
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