読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
2030年。町工場大滝ファクトリーの従業員である有川ユンは、誰も住んでいないはずの洋館に誰かがいるような気配がすると依頼を受けて調査に赴く。その頃独自の研究を進める大学院生の神野銘は教授の代理で謎の信号を受信した施設を訪れていた。このとき流れたある曲を契機に、世界は未知の生物の襲来と滅亡の危機に立ち向かわねばならなくなった。かくしてそれぞれの立場から二人は人類滅亡をもたらすゴジラに対抗することとなり……。
ゴジラシリーズでもあり、怪獣だけでなく科学や時間的なものを交えた新作アニメシリーズ。最後まで見てみると、初期も初期、最初に作られたゴジラをきちんとリスペクトした上での設定や結末だったように思えて唸りました。しかもそこにいまこれを描く理由たるエッセンスが加わっている。教訓よりもエンタメよりで、面白いはずだよほんと。
出てくる怪獣がまた多くて、これ怪獣もの好きは嬉しいんじゃないかなあなどと思いました。ここまでいっぱい出てくると面白い。怪獣は種類がたくさんいた方が画面が派手で楽しいよね。
頭脳や発明で怪獣に対抗する堅実なストーリーなので、可愛らしさとかときめきとかは無縁なのがいい。画面の色彩が鮮やかなので見ていて綺麗だし、個々のキャラクターと立場がちゃんと立っていて、こうして書けば書くほど感心してしまう。かなり練られたんだろうなあ。
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