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白竜の花嫁6(仮) (一迅社文庫アイリス)
『君も——所詮は人間か!』
白竜の青年シュトラールと、その“花嫁”となった澄白。優しく穏やかな日々は、ゴルト族の竜、アメテュストの死により突然の終わりを迎えた。彼のもとを離れた澄白は、亡き母の一族が住む里を目指す。一方、シュトラールは、澄白の不在に喪失感を感じて……。澄白を持つ新たな出会いと過去に穏された真実とは? そして、すれ違う二人の想いの行方は? 竜と姫君の恋絵巻、待望の第六弾!(裏表紙より)

発売後すぐなので、続きに書きます。






アメテュストを解放した澄白。同胞を繋いだ人間たちを庇った澄白に激怒したシュトラールたちは、彼女をラディエス王国に残し、飛び去った。残された澄白は、ラディエス女王オルキスに頼み、自身の母の出身である《払暁の一族》の里へ向かう。
「光」を失った、という表現がふさわしい、きりきりする巻でした。頼る人も、守ってくれる人もいない。理解しようとしてくれる人たちはいるけれど、澄白はたった一人。彼女は一人で生きていくことはできるけれど、守ってくれる人を何よりも欲しているというのがよく分かりました。
もう、本当に早くしあわせになれ……!!
黒鳶と紅緋が出てきた瞬間に「これあかんやつやー!!」って叫びました。ほんま、あかん……。「What」はわからなくても「Why」がわかるやつこれ。
p283からは、あまりのときめき具合に脳内アニメが再生されていました。カメラワークまで完璧だった私。脳みそしびれるくらいときめいた。振り向けない、とか、無理やり心を、とか、読んでいたのが電車じゃなかったら本を一回閉じて、「……………………ふう」ってため息ついた後、ばしばしばしばしっと床を叩いていた。絶対的な強者が、無体なことをしないようにしている人が、自分の望みのままに強引に暴く、というシチュエーションが本当に好きでごめんなさい。
もう、本当に早くしあわせになれ……。最後の最後ですれ違ったのに「あああああああ」ってなりましたからね!!! 新刊はやく!!

どうでもいいですけど、ヴェルミリオンといい、サルグ・アーセファといい、黒鳶といい、シュトラールは積極的に煽っていくスタイル(※無意識)なんだなって思いました本当にすみません。そこが好きだよ!!!!!
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