読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
閉じ込められた! 島津今日子がひとり目覚めると、そこは永遠にループする「無限階段」でできた異世界だった。同時に、同級生のみづきと茉莉衣もまた、無限階段にとらえられていて……3人がそれぞれの探偵術と個性から導き出した、3種類の脱出方法とは? 表題作を含む、全寮制探偵養成学校「聖アリスガワ女学校」で起きた4つの悪魔的事件。ミッション・スクールとカトリック教会を舞台に、少女探偵の活躍を描く珠玉の短編集。(裏表紙より)
本編を読むことなく読んでしまいましたが、キャラクターの個性が強い少女探偵三人組のお話でした。絶海の孤島、ミッションスクール、ヴァチカンなど一つ一つの要素が強いのによくここまで合わせて煮込んだなあ。
盗まれたと思われるロザリオの行方を追う「きえたロザリオ」。吸血鬼をどうやってこの島から脱出させるか考える「とらわれた吸血鬼」。禁断の儀式を実行したとして捕まった三人の無実を証明する「あらわれた悪魔」。そして内容紹介にある「ねらわれた女学校」。四つの短編が収録されており、表題作は多分本編である『セーラー服と黙示録』と絡んでいる模様。学校の目的と敵対組織と、モリアーティを連想させる教授とやらはいったいなんなんだ。
キャラクターも濃いですが文章も個性が強く、面白く読みました。こういう振り切ったキャラ設定、嫌いじゃないぜ。
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