読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
それでもまた、0から違う1日が始まる。
両親を事故で亡くした女子大生・笹川唯は高額の報酬と引き換えに記憶消去薬「レーテ」の新薬実験に参加する。完全に閉鎖された施設で、天才科学者の監視のもと過ごす7日間。毎日記憶をリセットされる唯と5人の被験者たちだが、ある日目覚めると流血死体を発見して――。どうしてこの手は血塗れなの……まさか私が、殺したの? 驚愕のエンディングに戦慄必至の記憶喪失ミステリ。(裏表紙より)
大手医療会社の記憶消去薬「レーテ」の実験に参加することになった唯。すべてを記憶している博士に「このやり取りは昨日もやりましたよ」と言われたり、世話係のふたりはおかしな言動をしていたりと、この実験には裏がある様子。
最後まで読んで、ああなるほど! と。目次に戻って意味がわかりました。うまいこと仕掛けてるなあ。そうそう、最初のシーンが全然繋がらなくて「はてな?」となっていたんだよね。そういう仕掛けかあ。
ラストはちょっと無理やりすぎやしないかなあという気もしましたが、「何度も同じ1日を繰り返す」をこう表現できるのかと、とても面白く読みました。
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