読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
『対・穢歌の庭術式へ移行了承。——第七天音律を結んでください』
結界を張るよう要請された少女の頬を、透明な滴が滑り落ちる。
「シェルティス……わたしたち、本当にもう会えないの?」
幽幻種と呼ばれる存在に、人が侵される世界。巫女の祈りで守られた浮遊大陸オービエ・クレアでのみ、人は生きることができた。
結界の巫女・ユミィは、ある少年を待っている。巫女を守る護士だった、幼なじみのシェルティス。大陸から堕ち、異端として追放された彼は、かつてユミィと約束していた——必ず君の隣に行く、と。
世界の理を体現する少女と、世界の理に拒絶された少年。
二人の想いが錯綜する、重層世界ファンタジー、開幕!(裏表紙より)
これはとてもいい少年少女!!!!!
世界を守る巫女——世界の中心であるそびえ立つ塔に住まう巫女のひとり。
世界に拒絶された少年——少女の隣に行くと誓ったというのに呪われてしまった。
少女のそばを離れざるを得なかったシェルティスが、ユミィを守るため、突如群れをなして襲ってきた幽幻種との戦いに身を投じる。その最初の物語。
どんなになっても必ず君の元へ、というロマンがたっぷり詰まっていて、かつシェルティスが結構強いので安心して見守ることができるし、サブキャラクターたちも個性豊かでこの先のやり取りが楽しみだなあ、と思わせる第一巻でした。
オススメされた作品でした。オススメありがとうございました!
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