読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
体を壊して仕事をリタイアした颯太。とある理由から大学を休学中の、食いしん坊女子ひより。 人生迷子な二人は、亡き颯太の父が遺した小さな食堂『風来軒』で出会う。 町の人たちからとても愛されたこの食堂を存続させるため、二人は新たなメニューを探して旅に出る。 父の最期の料理はどこに? 幻の絶品コロッケの材料は? 東京から岩手の盛岡、そして北海道は美しい羊蹄山の麓、真狩村へ。 二人が歩む“おいしい旅”。元気になれるフード&ロードノベル、登場!(Amazonより)
離婚をきっかけに疎遠になった父の葬儀を出した颯太は、父の店の常連だった女子大生ひよりと出会う。人生のまいごである二人は旅と食を通じて、一歩一歩前に進んでいく。
すごく安定した読み心地で、登場人物が生き生きしていて読んでいてすごくほっとしました。物語を通して見える、食についてとか、高齢化のこと、地方のことなどが心配になったりするものの、「食べる」ことをしっかり見据えている感じがするからかな。
それぞれの悩みを抱えつつも、綺麗だね美味しいね楽しいねって思えることが素晴らしいことだと思える。そしてまた「食の記憶」をすごく大事にしている感じが愛おしかった。
PR