読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
わずか数千円で遊べる激安店、妊婦や母乳を売りにするホテヘル、40から50代の熟女をそろえたデリヘルなど、店舗型風俗が衰退して以降、風俗はより生々しく、過激な世界へとシフトしています。一方、参入するハードルが下がり、多くの女性が働けるようになった反面、大半の現場では、必ずしも高収入にはならない仕事になっているのが実態です。それでは、これから風俗はどこへ向かっていくのでしょうか? 様々な現場での取材・分析を通して、表面的なルポルタージュを超えて、風俗に画期的な意味を見出した一冊です。(Amazonより)
思っていたよりも硬くて、しっかりした問題提起と思考の一冊だった。性風俗という言葉を見ると女性問題や搾取の話になるのかと思いきや、福祉と支援の話になって、めちゃくちゃ興味深く読みました。
性風俗店がどのように機能しているのか。そこに所属している女性たちはどのような問題を抱えているのか。それらが担っている役割を当事者に近しい視点で記述しています。すごく安易に表現すると「ポジティブ」な面を書いている感じ。一方でこの世界に身を置いている人たちに救いの手が伸びていないという現状も記して、どのようなアプローチができるのか考えている。すごく考えさせられる本でした。
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