読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
前世の記憶を残したまま、技術貴族ヌイール家の子供に転生したユイ。それから数年後、十五歳になったユイは「針子」としての能力がないと判断され、邪魔者扱いされていた。そんな中、ユイはカロスティーラ・ロダンに「針子」として引き取られることに。地獄の日々から救ってくれたユイは、ロダンへの感謝の気持ちを込めてヌイール家で見せなかった「加護縫い」と「精霊との対話」で匂い袋を作ってプレゼントする。すると匂い袋を受け取ったロダンは国宝クラスの代物であることに気がつき……。針と蜘蛛と精霊で織りなす幻想的な異世界裁縫ファンタジー、登場。(Amazonより)
表紙の印象よりだいぶと軽い文体のファンタジー。もうちょっと硬いのを想像していた。
育った環境ゆえに言葉が若干不自由で体力がないけれど、神級の裁縫の腕(魔力を込められる)を持つユイ。転生者でもある彼女が一気に周りを引き込んでいく、いまでは完全に正統派なチート的魅力を持つ主人公の物語。いやー虐げられていた主人公が人を魅了して地位を手に入れていくの、気持ちいいわー。面白かった。
なお恋愛相手(と言っていいのか微妙な薄さ)は彼女を引き取ってくれたロダン氏ではありません。
面白くはあったんですが、途中で力尽きてる……という中盤の短文と改行具合が少し気になりました。状況がわかりにくい状況で会話が続く最後、二巻に続くといわれてまじかーとなってしまった。どうなるのかなあユイは。幸せになれるといいな。
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