読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
ずっと友達でいられると思っていた。なのに、約束を破ったのはわたし——。病院のベッドで眠り続ける、かつての親友・沙綾のために、きょうも朗読を続ける南波。それは二人が子どもの頃に好きだった魔女の子のお話だった。遠ざけられても、裏切られても、なお魔法の薬で人々を癒そうとした風の丘のルルー——。大好きだったこの物語が、あなたを呼び戻してくれたら……。今を生きる十代の女の子と、本の中の冒険が響きあう、遙かなる魂の物語!(裏表紙より)
『風の丘のルルー』シリーズを再編集した上下巻。ルルーは魔女の子ルルー単独のお話でしたが、再編集のこれは、ルルーシリーズが存在する現代世界にいる南波の視点パートが入るもので、かつての読者だった自分たちと重なるなあと思いました。
沙綾と聞くと、思い出してしまうのは『はるかな空の東』のサーヤ・クリスタライアなんですが、やっぱり特別感のある名前ですね。
目覚めなくなった沙綾のためにルルーシリーズを朗読する南波。果たして沙綾は目覚めるのか、南波は自分の心に決着をつけられるのか。ルルーのお話も最後まで読めるのかな。下巻が楽しみだ。
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