読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
どこにも行けない。まるでガラスの水槽の中にいるみたいで、すぐに息が苦しくなって——。南波は、学校を休み、書店でアルバイトをしながら、病院に足を運んでいた。きょうも病室で朗読をする南波、うっすら笑みを浮かべ眠り続ける沙綾。だが、魔女の子ルルーの長い冒険物語が、いよいよ終わりに近づいたとき、誰も知らない新たな物語が呼び出された——。
傷ついた魂の恢復と人間への信頼を謳いあげた、傑作長編ファンタジー!(裏表紙より)
再構成はされているものの、全編収録されているわけじゃなかったのかあ。ちょっと残念。
子どもの頃、「風の丘のルルー」シリーズを読んでいたとき、「最後はこうなったらいいなあ」と想像していた物語の通りになったみたいで嬉しかったです。やっぱりルルーはルーリアだったんだなあ。
ルルーがどんなに綺麗な女の人になったんだろうと想像すると、嬉しくて楽しくてどきどきして、笑ってしまう。けれど「この道を行くのは辛い」と言った彼女の気持ちを考えると、きっと楽しいことばかりの旅じゃなかったんだろうな。
もう一度読めてよかったです。
PR