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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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わたしの嫌いなお兄様 (コバルト文庫)
元士族・橋本家のおてんば娘、有栖は怒っていた。ある日突然、縁談を決められてしまったからだ! 相手は年上の従兄、春日要——。富豪の両親のもと、何不自由なく育った要は、知的で優しい美貌とは裏腹に、悪戯好きでキザ、おまけに素人探偵気取り…と大変な問題児! どうやら、彼との(強引な)縁談には、ある人形の紛失事件が絡んでいるらしく…!? レトロモダンなロマンティックミステリー(裏表紙より)

大正もの。短編連作です。おてんば娘な主人公以上に曲者な、口が上手くて有栖を口説いてばかりいるけれど冗談なのか本気なのかわからない、従兄のお兄様がお相手。女学校のシーンは少なかったのが残念だったのですが(大正の女学生大好き)、さらりと登場する当時の風俗が面白くて楽しかった。
口説いてくるお兄様のずるさがなんとも言えずにやにや。義堂氏とのやりとりは結構焦っていたし本気で張り合ってたんだろうなあ、なんて思うとふふっとなる。
最後のお話「おうちに帰るまでが誘拐です」のラストの清々しさ、かっこよさ、センスのよさにはにやにやにやにやしてました。こういうハッピーエンド! なラスト大好きだ。
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Author:月子
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