読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々

親友の自殺を目撃したことがあるという転校生の告白を、ある種の自慢のように感じた由紀は、自分なら死体ではなく、人が死ぬ瞬間を見てみたいと思った。自殺を考えたことのある敦子は、死体を見たら死を悟ることができ、強い自分になれるのではないかと考える。ふたりとも相手には告げずに、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアに行く──死の瞬間に立ち合うために。高校2年の少女たちの衝撃的な夏休みを描く長編ミステリー。(裏表紙より)
田舎町の女子高生が「死」を知っているという優越感を目の当たりにしたことから、それぞれ老人ホームと小児科病棟へボランティアへ行く。死を見る、知る、そのための行動がやがて様々な人々を巻き込んで連鎖していく。
いいねいいね! こういう、誰と誰が関係者で、この人が実はこうでっていう楽しさがありました。しかしやっぱりイヤミスなので、最後までうわー……という感じで。あからさまに名字が出ないので仕掛けて来るとは思いましたが、面白かった。少女同士の友情なのかなんなのかよくわからない繋がりもロマンだった。