読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
小学生の頃、超平和バスターズと名乗って秘密基地に集まっていた六人。だがその内の一人、芽衣子(めんま)の死をきっかけにみんなばらばらに。やがて高校生になった彼らだったが、不登校で引きこもりになっていた仁太(じんたん)の前に、幽霊のめんまが現れる。彼女の願いを叶えるためにじんたんや他の仲間たちが再び集まり始め……。
名作と名高いあの花をついに履修。
死んでしまった幼馴染の願いを叶えるために、ばらばらだったかつての仲間たちが集結。でも幼馴染の死は、そろぞれの深い傷になっていてうまくいかない。自分は、と考えるその息苦しさや、すれ違いがリアルで、見ていて胸がぎゅうっとなる。そして不登校引きこもりのじんたんの心の動きが、本当に、自分のことのように感じられて痛かった……。脚本の岡田さんのご本をちらっと読んだところによると、不登校は岡田さん自身の経験だということで……ああ不登校に関する後ろめたさとどきどきと不安は共通のものなんだなあ、なんて思ったり。
しかしじんたんのポテンシャルの高さにびっくりする。不登校で引きこもりなのにバイトするっていうその志の高さよ……。本当に「つまずいた」だけなんだなあ。そして彼は周りに恵まれていたのも大きかったのかも。
幼馴染が関係を修復して、という単純な話にはならず、それぞれの思いが複雑化して入り組んでいくところがすごく面白かったです。自分の気持ちを泣きながら叫ぶシーンはもらい泣きした……。どうして!? っていう思いが吐露されるシーンは胸にくる……。
最後までぼろぼろ泣いてしまった作品でした。面白かったです。劇場版も見よう。
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