読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
記憶を失った少女レイチェルは、何故自分がそこにいるのかわからなかった。ビルと思しき建物の地下で、地上を目指すうち、鎌を持った殺人鬼ザックに出会う。私を殺して、という願いを、ザックは自分を手助けし、地上に出られたらと答える。いびつな形で始まった二人の関係は、やがて互いをかけがえのないものとしていく。
本放送時は録画に失敗して途中脱落したので、この度再視聴。ゲームは未プレイですが、実況動画で内容は見ています。
殺されたいレイチェルと、殺したいザック。感情が薄く、賢く、冷静なレイチェルが、おおむね怒っていて、短略的で、激しやすいザックとコンビを組み、謎解きをしつつ立ちふさがる看守たちの妨害をくぐり抜ける。
看守たちのやり口のえげつなさと狂いっぷりも面白いんですが、上へ進むにつれて深まっていく二人の絆と、それが愛やいつくしみであると知らない二人が不器用ながらそれを互いに見出していく関係性、めっちゃくちゃ好きです。終盤なんてもう胸が痛いし、どうして一緒にいられないのという。最初の日を思い出す月夜に、ザックがレイチェルを迎えに来てくれるとシーンを万感の思いで見守りました。
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