読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
高校三年生の鳴神陽太はある日全能の神を名乗る少女、ひなと出会う。幼なじみの伊座並杏子への片思いを見破られたことから、恋を成就するため、ひなの手を借りる陽太。それはやがて陽太の家族や杏子、友人知人との楽しい毎日に繋がっていく。だがひなの全能には秘密があり……。
こういうファンタジー感あふれる設定を出しておいて、青春やって原因は発達した科学であるという展開、とてもKeyっぽい。でも主人公が飄々としているわけではなく、突っ込み体質の、不器用な普通の少年だというところが目新しい感じがします。あと家族との関係が非常に良好で、結構出てくるところ。お父さん……笑
そういう温かくて優しくて眩しい世界の片隅である彼らの日々が、そんな世界の端の出来事なんて想像もしない権力者たちによって壊されてしまうやるせなさ。けれど出来る限りの力でなんとかしようともがく陽太の主人公らしさが嬉しい。家族や友人たちと一緒に、自分の望む未来を手に入れてほしいと切に願う。
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