読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
1969年アメリカ。カリフォルニアで起こった殺人事件で、その犯人からと思しき手紙が新聞社に届いた。大量殺人の予告は暗号文の解読によって逃れたように思われたが、その後次々に事件が発生。被疑者は次々に上がるも終わらない事件に、関係者は次々に疲弊して捜査を降りていく。果たして真犯人は誰か?
実際の事件を題材にした作品。DNA鑑定等でも証拠を出せないまま、被疑者死亡で終わった「ゾディアック事件」の話を、元になったルポから映像に起こしたもの。なので独自の解釈を付け足されることなく、こういう形で終わったのだという内容です。
犯人を追い詰めているようで追い詰められない。周囲の証言から心証は黒なのに確定できない。そういうもどかしさが続いて、年月とともに脱落していく人がいるのは仕方ないなあというリアルさを感じます。しかしこういう実際の出来事を元にした作品を見続けていると、内通者がいたんじゃないかなあという気がしてならない。
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