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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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シーヘブン島に暮らすトゥルーマンは父を亡くしたことで水恐怖症を患った青年。島の外に憧れながらも海に囲まれているせいで出ていくことができない。そんなある日彼の周囲で不思議な出来事が起き始める。突然スポットライトのようなものが落ちてきたり、死んだはずの父を見たり。それだけでなく日常的に妻メリルや親友マローンが脈絡もなく台詞めいたことを言い始める。実はこの世界は虚構であることをトゥルーマンだけが知らなかった。

テレビ局の企画で、本人だけが知らないまま、人生のすべてをリアリティショーとして放映されているという作品。すべては制作サイドの指示で動き、トゥルーマンの周囲の人々は誰も彼もキャスト。全世界に放送されているこの番組のせいで本人は知らないけれど、トゥルーマンは世界的スターになっている。
メリルたちが突然CMを始めるのが滑稽でおかしい。そんな状況じゃないときもやり始めるのは、見ているこっちは笑っちゃうんだけどトゥルーマンには恐怖だよなあ。完全に番組としては人権侵害だし、実際キャストだったはずの女性は追い出された後それを訴えている。それすらもムーブメントなんだろうなあと想像できるのが何とも。
だからこそ最後に神のような立場でトゥルーマンに声をかけるクリストフとのシーンがものすごく印象的。とてつもなく美しいシーンで、書き割り(というには巨大すぎるけど)の空に沿った階段を上り、空に空いた穴のような扉からトゥルーマンが出ていくところは本当に感動した。素晴らしかった。
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Author:月子
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