読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
かつて惨劇が起こったホテルだった家から母親と逃げ出したダニーは、特殊能力シャイニングの持ち主だが、狂気に取り憑かれた父とあのホテルのことをトラウマとして抱えていた。シャイニングを通じて会うディックの助言を受けつつ、いつしか31年の月日が流れていたが、同じ力を持つ少女との出会いの一方で、同じく能力者の少年少女たちがとある集団に狙われていた。
「シャイニング」の続編。相変わらず起きてほしくないことが起きる。しかもそれが山場である後半でばたばたーっと起きるから余計にたちが悪くなっている気がしました!(これでも褒めています)。
いまなお幼少期の記憶と父親に囚われている中年男が、自分と同じ能力を持つ若い少女と力を合わせて、当時抗うことができなかったもの、あるいはそれに類似した敵を倒す、という物語を面白く感じました。でも「シャイニング」を見たときのようなわけのわからなさや不条理な怖さはなくて、「シャイニング」の回答編という印象。きちんと理由づけされたエピソードは見ていて気持ちよくもあったのですが、でもこれ「シャイニング」が好きな人が続編だと思ってわくわくしていると裏切られた気持ちになるやつではないか、とも思いました。
これを見ると「シャイニング」を見直したくなりますね。うーん、見るか……。
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