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読んだ本とか、漫画とか、映画とか、色々
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漫画家の岸辺露伴はオークション会場でモリス・ルブランの『黒い絵』を競り落とす。だがその絵を競り合った男たちに襲われ、危うく絵を盗まれてしまいそうになる。その絵には秘密があり、ルーブル美術館に手がかりがあると知った露伴は、担当編集者の泉とフランスへ飛ぶ。

ルーブル美術館と、岸辺露伴、罪と罰と、黒。美しいものの影と歴史の重みめいたものに、人間の逃れ得ない罪がある。
作品の雰囲気を象徴するものがぎゅぎゅっと詰め込まれている。それができるセンスがすごい。フランスの風景がまた雰囲気があっていいんだよなあ。
「黒い絵」の力が、個人の罪だけでなく祖先の罪を突きつけてくるところが面白い。ジョジョシリーズはあまり触れていないんですが、そういえばあれは血脈の話だったなあ、なんてことを思いました。
絵にまつわる話というと奈々瀬という芸術家にとってのミューズ、運命の女的な登場人物がいるのがロマンだよなあ。岸辺露伴にとってもそうだし、仁左右衛門にとってもそうだったのかもしれない。
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Author:月子
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